内側広筋を鍛える方法としては様々な方法がありますが、今回は自宅で簡単にできるトレーニングを紹介させていただきます。 ①壁にもたれて脚を投げ出した状態で座る。 ポイント リハビリテーション科 奥山智啓 |
肩関節には上腕骨頭を支持し安定性を高める棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋、4つの筋があります。4つを合せてローテーターカフ(回旋腱板)筋と言います。 上腕骨頭は関節窩の3倍ぐらいの大きさであり、自由度の高い分だけ解剖学的に静的安定性が低いといわれています。しかし、ローテーターカフ(回旋腱板)筋が上腕骨頭を関節窩に押し付けるように働き動的安定性を高めています。 つまり、肩関節は自由度の高い関節であるため静的安定性が低いが、動作をすることで動的安定性を高め自由度と安定性の両機能を獲得しています。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |
私たちは普通に生活をしていれば、年齢を重ねるとともに全身の伸展機能が低下しやすいといわれています。筋肉などの柔軟性が低下したり筋力が低下したりすると、腰も膝も徐々に曲がった姿勢になりやすくなってしまいます。 リハビリテーション科 奥山智啓
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肩関節周囲炎など肩関節疾患の中でも関節拘縮による可動域制限は治療を行う上で重要な障害になります。 軟部組織の可動性による相対的抵抗を順に並べると関節包、筋(筋膜)、腱、皮膚の順になり関節包と筋(筋膜)で全体の90%位を占めています。つまり、関節包と筋(筋膜)が関節拘縮改善の治療ターゲットとなります。 とくに、肩関節はGH(肩甲上腕関節)の下方部にAIGHL(前下関節上腕靭帯)、PIGHL(後下関節上腕靭帯)とハンモック状に張っている腋窩関節包があり、その部位の癒着・短縮を改善することが肩関節の完治に結びつきます。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |
大腿四頭筋はおもに膝を伸ばす筋肉で、立ち座りや歩行、階段昇降など日常生活の動作において非常に重要な筋肉です。大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋の4つの筋からなり、それぞれが個別の筋機能を発揮しています。 変形性膝関節症などで膝が動かしにくい患者さんは、何らかの形で大腿四頭筋に問題を生じていることが多いです。これらの筋が日常生活で十分に働くためには、それぞれの筋がしっかりと伸びてしっかりと収縮することが大切だと感じます。最近、超音波エコーで観察してますますその重要性に気づかされています。 リハビリテーション科 奥山智啓 |