2021 年 6 月 のアーカイブ

待ち時間のお知らせ(6月21日~6月26日)

2021年06月27日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

「子どもの運動器の健康とスポーツ~スポーツは諸刃の剣~」

2021年06月21日(月) 院長ブログ

日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.542は「子どもの運動器の健康とスポーツ~スポーツは諸刃の剣~」で指導は宮崎大学医学部整形外科教授帖佐悦男先生でした。

子どもの運動器に関する問題点は、運動過多と運動不足という運動習慣に関する二極化であるそうで、どちらにしても将来のロコモティブシンドロームにつながるそうです。

帖佐悦男先生によりますと、幼稚園から小学校は脳・運動スキルを、中学校では呼吸・循環系スタミナを、高等学校では筋・骨格系パワーというように、身体能力の発達と成長に合わせてトレーニングすることが大事だということです。子供の頃から対策を講じることにより、将来のロコモ予防にもつながるそうです。

待ち時間のお知らせ(6月14日~6月19日)

2021年06月19日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

待ち時間のお知らせ(6月7日~6月12日)

2021年06月14日(月) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.328 痛みの病態について

2021年06月10日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

痛みの要因にはメカニカルストレス由来とケミカルストレス由来によるものとがあります。メカニカルストレスの場合、軟部組織の短縮・癒着・拘縮が原因となり圧迫・伸張・牽引刺激による疼痛発症、ケミカルストレスの場合、炎症物質による化学物質刺激が原因となり疼痛発症が考えられます。侵害受容器には機械的侵害刺激、炎症などに伴うケミカルメディエーター(ブラジキニン、プロスタグランジン、ヒスタミン、カリウム)が働くと神経は興奮性が亢進し痛みを伝達しやすくなります。この様な病態下ではpH低下が起こり、疼痛・違和感が発症することが知られています。また、痛覚線維は筋線維を含む結合組織である筋膜、細動脈の周囲および筋と腱の結合部に見られ、毛細血管や筋線維には痛覚線維は分布しないと言われています。

運動により筋腱付着部に機械ストレスが加わると骨膜、腱に微細な断裂、腱膜炎、骨膜炎腱炎が生じ断裂を起こし剥離部分では局所的な出血、炎症が起きます。結果、痛覚線維の自由神経終末を刺激し、疼痛・違和感を生じると考えられます。

理学療法ではメカニカルストレス由来の疼痛である癒着・拘縮の改善が治療対象になります。ケミカルストレス由来である炎症要因の疼痛は医師による治療対象となります。

リハビリテーション室長 見田忠幸