名張市防火協会から送っていただいた資料に、全国危険物安全協会作成のリーフレットがありましたので、ご紹介いたします。
特集は「私たちの生活に身近な消防法上の危険物(第四類アルコール類)」でトピックその1は「消毒用アルコール どこまで知っていますか?」です。新型コロナウイルス感染防止対策で、毎日当たり前のように使っている消毒用アルコールですが、アルコールの濃度が60%以上の製品は、消防法で定める危険物にあたるそうです。コンロや喫煙など火気の近くで使うのは大変危険であるそうです。換気も重要ですね!
トピックその2では、キャンプ用品の着火剤も危険物でできているということを紹介されています。明るい屋外では炎が見えにくく、まだ燃えていないと勘違いしがちで危ないそうです。注意を要しますね。
令和3年度危険物安全週間推進標語は「事故ゼロへ トライ重ねる ワンチーム」ということです。
転倒の原因になりやすいすり足歩行は、おもに加齢による筋力低下などが原因であると言われています。すり足歩行は足の蹴りだしが弱くつま先が十分に上がっていない状態で、このような状態では段差のない平地でもつまずいてしまうことが多く危険です。
安定した歩行動作は、股関節や骨盤など歩行に必要な機能が正常に連動して成立しますが、足の運びに関しては、あおり運動を意識することで、転倒予防につながると言われています。
あおり運動とは、足はかかとから接地させ、足の外側に力がかかった後に母趾の付け根で蹴りだす歩き方です。この運動は日常的に私達が歩行する際に行っている運動ですが、特に高齢者などでは足の蹴りだしが弱くなっていることが多く、この動作を意識することで転倒予防につなげていただきたいと思います。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献
OPJリエゾン 2021年春号 ライフサイエンス社