2020 年 1 月 のアーカイブ

骨粗鬆症とともに Vol.37 「牛乳は温めて飲んでもいいの?」

2020年01月30日(木) 新着情報1骨粗鬆症

骨粗鬆症を予防するためには、栄養バランスのとれた食事を規則正しく摂取することが大切です。その中でもカルシウムは骨の主成分であり、食事から十分摂取できるよう心がけていきたいものです。

カルシウムというと牛乳はとても吸収率のいい食品ですが、先日患者様から牛乳は温めてのんでもいいのかという質問をいただきました。

カルシウムに関して言うと牛乳は温めても栄養価はほとんど変わりないようです。牛乳が苦手だという方は料理で工夫したり、牛乳を飲むとお腹の調子が変化する方は温めて少しずつ飲むといいかもしれません。

コップ1杯(約200ml)でカルシウム220mgが摂取でき、これは成人の1日摂取量の約1/4量に相当します。日本人は食事から必要量のカルシウムがとれていないと言われており、牛乳に限らずあらゆる食品からできるだけカルシウムが摂取できるように意識していただきたいと思います。

骨粗鬆症マネージャー 石山 瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

石橋英明 骨粗鬆症の最新治療 主婦の友社 2016

Sport Japan vol.47

2020年01月26日(日) 院長ブログ

Sport Japan vol.47の特集は「いざ東京大会へ!諸国スポーツ文化から見る日本のスポーツの道しるべ」です。

1964年以来50年以上の年月を経て、今夏に2度目の夏季大会「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されます。他国スポーツ文化にも触れながら、あらためて日本のスポーツの未来を見据えるということで、米国、中国、韓国、ドイツのスポーツ文化を紹介しています。

米国スタンフォード大学フットボールコーチ、大阪経済大学人間科学部客員教授河田剛氏によりますと、何よりも個人がやりたいことを優先し、複数競技を推奨するのが米国の流儀であるということでした。米国スタンフォード大学アメリカンフットボール部コーチの経験から米国の状況を紹介されています。

東京財団政策研究所主席研究員柯隆氏によりますと、中国においてはスポーツと運動を分けて考えた方が明確だということです。卓球、水泳、飛込などの競技では国家プロジェクトとして予算を投じ、躍進を計ってメダルを量産するが、一般の中国人には運動するという習慣は少ないそうです。

ピッチコミュニケーションズ代表慎武宏氏によりますと、見る、そして、するのも大好き、というのが韓国人のスポーツに対する接し方であるそうです。もともとオリンピック種目でメダルの取れる競技の人気が群を抜いていたが、エリートスポーツでも多様化を見せ始め、エリートスポーツとレクリエーションスポーツの両輪で進んでいるのが現在の韓国だそうです。

ドイツ流サッカー・ディフェンス・コーディネーター坂本健二氏によりますと、ドイツでは地域スポーツクラブ(SC)が約9万あり、全人口の3分の1に当たる約2700万人もが汗を流しているということです。これは驚きですね!勉強は学校、仕事は会社、スポーツはSCで、ということであるそうです。そしてSC間の移籍は全く自由であるということです。これは素晴らしいシステムであると思いました。

筑波大学大学院人間総合科学研究科教授教育学博士菊幸一氏は東京オリンピック・パラリンピックを経て、日本のスポーツが向かう道を述べておられます。菊幸一氏によりますと、日本のスポーツの二つの特徴は、どの種目に取り組んでいたのかが重視される種目主義と、非日常(イベント)のために日常(練習)があるイベント主義であるそうです。菊幸一氏はこれからのスポーツの主な3つの関わり方を提案しておられます。一つはテクノロジーを利用した都市でのスポーツ、二つ目は自然相手の予想できない環境でのスポーツ、三つ目は人と人との触れ合いを重視した地域でのスポーツです。

東京オリンピック・パラリンピックを契機に日本におけるスポーツの状況や環境がどう変化していくのか、注目していきたいと思います。

待ち時間のお知らせ(1月20日~1月25日)

2020年01月26日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.311 ばね指について

2020年01月23日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

指は腱によって曲げ伸ばしが可能となりますが、指を屈曲する際に作用する腱を屈筋腱といいます。この屈筋腱には、腱の浮き上がりをおさえる靱帯性腱鞘というトンネルがありますが、手を使い過ぎたりするとこの屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こります。これが「腱鞘炎」と言われるものです。

鞘炎の症状は痛みや可動域制限、弾発現象といったものがあります。この弾発現象というものは、手指を屈曲した際、腱が引っ掛かってしまい、指が伸びなくなってしまうものです。そのため、反対側の手を使って伸ばしてやるといったことが必要となったり、強制的に伸ばした際に強い痛みを伴ったりします。

その対処法の一つとして、下図のMP関節屈曲位でPIP関節・DIP関節を伸展させてからMP関節を伸展させるという方法を推奨させていただいております。腱鞘炎の起きている場所にもよるのですが、この伸展方法にて引っ掛かりが軽減した状態で指を伸ばすことができるため、痛みが少ない状態で伸展することができます。

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ(1月14日~1月18日)

2020年01月18日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報