2011 年 7 月 のアーカイブ

奈良スポーツ医学研究会

2011年07月31日(日) 院長ブログ

昨日、奈良県文化会館で開催された第14回スポーツ医学研究会に出席しました。

特別講演1は神戸大学整形外科准教授、黒田良祐先生の「膝前十字靱帯損傷の病態と治療―基礎研究から臨床応用へ―」でした。

以前はスポーツ選手が膝前十字靱帯を損傷すると元のようにスポーツ復帰することは困難で選手生命が絶たれる場合が多かったのですが、最近では手術治療の進歩によりかなりの選手がスポーツ復帰を見込めるようになってきました。

黒田先生は多くの一流スポーツ選手の治療を手がけておられ、柔道の野村選手、格闘家の山本KID選手、ラグビー神戸製鋼の大畑選手なども治療しておられます。

良くなる選手も多い反面、手術治療をしても経過の思わしくない選手もいるそうで、選手には決して復帰を焦らずにじっくりとリハビリテーションをして再受傷をさせないように細心の注意を払っているということでした。

黒田先生のスポーツ選手を思う真摯な姿勢が見て取れました。

特別講演2は岐阜大学整形外科教授、清水克時先生の「スポーツ選手の腰椎分離症」でした。

腰椎分離症はスポーツなどによる疲労骨折と言われていますが、頻度は結構高いようです。

調査によると、あるプロ野球球団選手の半数以上に腰椎分離症を認めたということです。

若年者に発症した場合は、保存治療(装具と6ヶ月間のスポーツ制限などの治療)で約8割が治る(骨が癒合するか、あるいは癒合しなくても痛くなくなる。)そうです。

ただ保存治療で良くならない場合には、運動を断念するか我慢しながら運動を続けるか(あるいはレベルを下げて運動を続ける)か手術治療を受けるかの選択が迫られます。

清水先生は腰椎分離症手術治療の第一人者ですが、手術治療の場合に治療期間は1年を要するということでした。

腰を据えた治療が必要なようですね。

8月から理学療法士が増員になります。

2011年07月24日(日) 新着情報

81日に奥山智啓理学療法士が着任致します。

今まで見田忠幸理学療法士1名だけでしたので、予約が集中してしまい皆様に大変ご迷惑をおかけしておりました。

今後はもう少しゆとりを持って予約させて頂けるものと思われます。

理学療法士の増員に伴いまして、治療器具等の搬入やリハビリテーション室のレイアウト変更を728日におこなう予定にいたしております。

これらに伴いまして8月から施設基準が変更される予定です。

皆様には何かとご迷惑をおかけ致すことがあるかもしれませんが、ご理解とご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。

奈良骨折研究会

2011年07月24日(日) 院長ブログ

昨日、橿原ロイヤルホテルで第18回奈良骨折研究会が行われ、出席しました。

症例検討会に続き2題の特別講演がありました。

土曜日の診療が終わってから急いで片付けを終え名張から橿原まで駆けつけたのですがかなり遅れてしまい、着いたときには症例検討会は既に終わっており特別講演1が始まっていました。

特別講演1は奈良医大整形外科田中康仁教授の「足部・足関節周囲骨折における後遺障害~診断と治療~」で、特別講演2は昭和大学藤が丘病院整形外科渥美敬教授の「股関節外傷における大腿骨頭の血行」でした。

田中教授の講演では、診断と治療におけるピットフォールなど大変参考になるポイントを教えて頂きました。

渥美教授の講演では、血管造影による精緻な像により詳細な大腿骨頭血行を示して頂きとても勉強になりました。

田中教授は私が大学に入学したときに奈良医大ラグビー部の主将を務めておられ、それ以降ずっと長年にわたり大変お世話になっております。

渥美教授も学生時代ラグビーをしておられていたそうで、お会いしたときに私の肩をたたきながら「君はフランカーかバックスだね。」と微笑みながらおっしゃいました。(ラグビーのポジションの名前です。そして実際、私は高校時代フランカーで大学以降はバックスをしていました。)

ラグビー経験者はちょっとアツい方が多いかもしれません。

医療安全管理研修会

2011年07月18日(月) 院長ブログ

昨日、三重県保険医協会主催の医療安全管理研修会があり出席しました。

講師は順天堂大学医学部総合診療科教授の小林弘幸先生でした。

リスクマネージメントに関して、大切なポイントやピットフォールなどとても参考になることを多数紹介して頂きました。

マニュアル作成により医療事故を減らすような努力がなされていますが、医療事故は減ってもマニュアルを超えたマニュアルではカバーしきれない人間関係により医療訴訟が起こるということでした。

やはり報告、連絡、相談のコミュニケーション、そして何より患者様との良好な人間関係、信頼関係の大切さを改めて痛感致します。

ところで小林弘幸教授の勤めておられる順天堂大学附属病院ではテレビドラマ「JIN-」の撮影があったそうです。

一度見てみたいものですね。

マンガ整形外科疾患55(Go!Go!)

2011年07月17日(日) 新着情報

三重大大学院医学研究科整形外科学教授で脊椎外科、医用工学が専門の笠井裕一先生が執筆された「マンガ整形外科疾患55(Go!Go!)」をクリニック待合室の本棚に置きました。

最近笠井先生のご講演を2回拝聴する機会がありました。

笠井先生は大変ユニークな発想で独創的な業績を上げられ、脊椎外科においては第一人者です。

またミャンマーに医療支援に行かれたりと、大変アクティブに医療活動をしておられます。

この本では普段馴染みの少ない整形外科の疾患を、コミカルにマンガでわかりやすく解説しておられます。とてもおもしろいですよ。

皆様、是非ご覧になって下さい。