日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.534は「災害時のために、持病の薬を備えていますか?」で、指導は東京都医師会副会長東京都災害医療コーディネーター猪口正孝先生です。
災害はいつ起こるかわからないですが、かかりつけの医療機関や薬局が被災して、しばらく受診できなくなることもあります。
猪口正孝先生は、持病の薬は非常用に3日分、できれば7日分あると安心であると勧めておられます。
お薬手帳や、薬と一緒にもらう説明書を持っていれば、いつもと違う医療機関でも同様の薬を出してもらえますが、スマートフォンを持っていれば電子お薬手帳を活用することもできるということです。猪口正孝先生は複数の方法で自身の体の情報を管理しておくことを勧めておられます。
平時の時からの備えが大事ですね。
高齢者の骨折の原因となるうる転倒は日常的に突然起こります。転倒事故の61.6%は住宅などの居住場所で起こっており、高齢者が救急搬送される理由の8割以上が「転倒、転落」ということです。では具体的にどのような場面で転倒が起こりやすいのでしょうか。その対策も上記にまとめてみました。
住み慣れた我が家や居住環境にも転倒の危険が潜んでいるかもしれません。コロナ禍の外出自粛により筋力が低下してしまっている方も多いのではないでしょうか。もう一度チェックし、対策することが必要かもしれません。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献
OPJリエゾン 第2号 2020 ライフサイエンス出版株式会社