2019 年 9 月 のアーカイブ

Sport Japan vol.45

2019年09月30日(月) 院長ブログ

Sport Japan vol.45の特集は、~集中力、注意力がいまひとつ?だったら要注目、「ビジランス」~です。

「ビジランス」という言葉はあまり馴染みがありませんでしたが、川村学園女子大学文学部心理学科教授心理学博士田中裕先生によりますと、英和辞典的に捉えると「警戒」、専門用語なら「覚(醒)度」、「注意持続性」と置き換えられるそうです。

スポーツの現場において、「もっと集中!」とか「そこ注意して!」とかは、よく聞くセリフですが、確かに注意力散漫や集中力欠如がなぜ起こるのか、不思議に思っていました。

田中裕先生によりますと、それは「ビジランス」低下が大きな要因であり、「ビジランス」低下の3つの主原因は①覚醒水準の低下、②情報処理(注意)の配分の不適切、③慣れ、であるそうです。

覚醒水準の低下は、前夜の睡眠不足で試合当日に眠くなってしまうような状況など、情報処理(注意)の配分の不適切は練習時間が長くなり、課題を処理仕切れなくなる場面など、慣れは比較的容易な課題が続くと無関係なことが割り込んでくる、などであるそうです。

また過度にハイテンションな状態(ビジランス上昇、過覚醒)でも、人間の体にはドキドキすればそれを抑えようとする方向へ心身活動が向く仕組みがあるから良くない、ということで、高すぎず低すぎず適切なレベルでのビジランス維持が見落としやエラーを防ぐポイントとなるということでした。

田中裕先生はビジランスとまばたきの関係なども研究されているそうです。人は1回のまばたきで約0.2秒目をつむり、1分間に約20回まばたきをしているそうです。退屈を感じてくるとまばたきの回数は増え、まぶたを閉じる時間も長くなってくるそうです。こんなところにも「ビジランス」の低下が現れてくるのですね!

新潟医療福祉大学教授水泳部監督下山好充先生は単調な反復練習のトレーニング効果の上げ方を解説しておられます。下山好充先生によりますと水泳は反復練習そのもので、悪い泳ぎ方になるなら練習自体を短くすることを勧めておられます。下山好充先生によりますと反復練習で押さえるべき3ポイントは、①どのような目的で行うのか、②正しい動きとは何か、③体のどこ(部位、動作)に意識を向けて行うのか、であるそうです。

その他にも、とても参考になる記事が多いですね。

リハビリ通信 No.304 膝関節運動軸について

2019年09月29日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

(運動療法のための機能解剖学的触診技術下肢・体幹より)

 

膝関節の屈曲・伸展運動つまり曲げる、伸ばす運動は大腿骨内側上顆と外側上顆を結んだ線が屈曲・伸展の運動軸と言われています。内側上顆は外側上顆に比べ上方かつ後方に位置するので運動軸は外側前下方から内側後上方に傾斜します。この運動軸に沿って膝関節の屈曲・伸展を行うと屈曲時に内旋、伸展時に外旋が見かけ上生じることになります。

リハビリテーション室長 見田忠幸

日本代表勝利!

2019年09月28日(土) 院長ブログ

本日、ラグビーワールドカップ日本大会2019の日本代表対アイルランド代表の試合が行われ、テレビ放映で観戦しました。結果は日本代表が19-12のスコアで勝利しました。観ていて素晴らしい試合で感動しました。

アイルランド代表は世界ランキング2位で、日本代表は9位なので、日本代表が勝利することは難しいのであろうと思って観ていましたので、なおさら日本代表の勝利に感激しました。

試合前の国歌斉唱では、外国出身選手も含めて全選手が力強い君が代斉唱で、見ていて本当に感動しました。合宿では全員で君が代を練習し、「さざれ石」の見学までしたそうです。

前半に2トライを取られて、3-12まで点差を開けられたときは正直厳しいのかなと思いましたが、その後は接戦に持ち込み、途中出場の福岡選手が後半に逆転トライを取ったときはテレビの前で歓喜の絶叫でした。(僕だけじゃないはず…。)その前のラファエレ選手のハリーパスも素敵でした。

観客の大声援の後押しも、確実にありましたね!応援も含めて、日本代表素晴らしかった!

最後に試合終了を告げるホーンが鳴って、ラストワンプレーでアイルランド代表が小差負けのボーナス勝ち点狙いでタッチに蹴り出したのには少し驚きました。同点を狙いに行かないのは、日本代表の圧力が強かったからでしょうね。

本当に今日は、素晴らしい試合を堪能しました。

それにしても歴史的勝利って、2度も起こるものなのですね!

待ち時間のお知らせ(9月24日~9月28日)

2019年09月28日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

骨粗鬆症とともに Vol.34 敬老の日 日本の高齢化率

2019年09月26日(木) 新着情報1骨粗鬆症

総務省統計局が「敬老の日」に合わせて発表した報告書によると、最新の統計値として日本の高齢者(65歳以上)数は3588万人(2019年9月15日現在)となったそうです。これは総人口比の28.4%にあたり、前年の3556万人、28.1%からさらに増加し、数、総人口比ともに過去最高値を示しました。この数字は世界と比較しても最も高く、2位イタリアの比率23.0%と比較しても5ポイント以上の差をつけています。このような現状から深刻に議論されているのが医療、介護費用増加による社会保障費の増加や、自治体の態勢と言えます。高齢化が進み、高齢者を支える若者世代の人口が年々減少する中で、費用の捻出や削減が課題となっています。

重要な対策のひとつに健康寿命を延ばす取り組みが、国レベルで始まっています。加齢に伴って心身の活動が低下する「フレイル」や認知症の予防対策がすすめられています。整形外科に直接関連する骨折や転倒は、要介護となる原因の第4位であり、私達も現在の人口推移には関心を持ち、対策の一助になっていく必要があると考えます。

骨粗鬆症の治療の継続で骨折を予防し、高齢者がいつまでも健康で自立した豊かな生活が送れるよう、努力していきたいと思っています。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閲覧資料

https://www.asahi.com>articles 2019年9月16日閲覧

https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20190915-00142780/  2019年9月16日閲覧