THA(股関節全人工骨頭置換術)では術後の問題として人工骨頭股関節の脱臼があります。
脱臼を防止するために手術時には術式、手術の侵入方法、ステム、オフセットの選択、筋・軟部組織、関節包の縫合を行い、理学療法では臼蓋と大腿骨のインピンジメント(骨盤臼蓋部と大腿骨頸部との衝突)により脱臼が起きない様に、インピンジメント防止を目的に筋のバランス・協調性を考慮に入れた筋力向上訓練を行います。また、臼蓋と大腿骨頸部がインピンジしにくい環境(骨盤の前傾が強いと衝突しやすいため骨盤後傾が十分に行える柔軟性の改善)を獲得します。
そして、日常生活では可能な限り低い椅子に座らない、正座を極力行わないなどインピンジメントに注意する様な動作と姿勢について指導を行います。
リハビリテーション室長 見田忠幸
日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.538は「ストレスに強くなろう」で、指導は順天堂大学大学院医学研究科病院管理学教授小林弘幸先生です。
小林弘幸先生によりますと、ストレス過多になりますと自律神経のバランスが乱れて、不眠や食欲不振、疲れやすくなるなど、体に不調が起こるそうです。
小林弘幸先生はストレスに強い体を作るために行いたい毎日の習慣を5つ具体的に挙げて勧めておられます。
①朝、目覚めたら日光を浴び、朝食をとる。②1日1回3分間程度、ゆっくりとした深い呼吸をする。③適度な運動を行う。④こまめに水分を補給する。⑤寝る前にお風呂に入って、湯(39~41℃)につかる。
どれも大切なことばかりですね!