先日、名賀医師会臨床懇話会が開催されました。特別講演は「患者さんから学んでいること~蕁麻疹・感染症など」で、講師は聖隷三方原病院皮膚科白濱茂穂先生でした。Webで参加いたしました。
白濱茂穂先生は蕁麻疹の分類、原因、治療などについて解説して下さいました。シイタケを食べることにより、蕁麻疹ではないが蕁麻疹に似た症状が起こることがあることも教えて下さいました。バーベキューなどでシイタケが生焼けだと起こりやすいそうで、患者さんも食べ方まで当てられたら、ビックリするでしょうね!
最近徐々に増加しており、非常に難治性であるPVL陽性MRSA皮膚感染症を紹介して下さいました。これは皮膚科専門医による治療が必須ですが、検査可能である施設も限られるそうです。本当にやっかいですね。
さらに白濱茂穂先生は帯状疱疹に関する最近の話題を紹介して下さいました。
大変分かりやすく、勉強になりました。ありがとうございました。
日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.560は「帯状疱疹~症状の特徴を知っておこう~」で、講師は愛知医科大学皮膚科教授渡邉大輔先生でした。
渡邉大輔先生によりますと、帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気ですが、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するそうです。かなり多いですね!
帯状疱疹は皮膚科専門医による治療が必要ですが、整形外科外来でも腰痛を主訴に来られた方が後になって帯状疱疹であったことがわかることも稀にあります。要注意ですね。