2010 年 12 月 のアーカイブ

岡波総合病院

2010年12月30日(木) 院長ブログ

12月31日付をもちまして、岡波総合病院を退職となります。本日から年末年始体制に入りましたので、昨日が最期の勤務となりました。

岡波総合病院の皆様、本当にありがとうございました。とても充実した実りのある2年半を過ごすことができたと思います。岡波総合病院の職員の皆さんは、本当に熱心に仕事をされます。そして皆がいつでも患者さんのことを第一に考えるところには常々感心しておりました。皆さんご存知のように岡波総合病院は伊賀市立上野総合市民病院、名張市立病院とともに伊賀・名張地区の二次救急輪番を担っております。しかしながら3病院とも職員不足は著しく、それぞれの病院職員の負担も増加してきています。岡波総合病院でも医師、看護師、他のどの部署の職員も人員不足の中で、皆が心身をすり減らしながらも力を合わせて頑張っています。

昨日、私の最後の外来診察で多くのお年を召した患者様が別れを惜しんで下さいました。本当に有難いことです。診察の時の、ちょっとした会話でのそういう方々の笑顔で、実は私が癒されていたのだと思います。

病院の素晴らしさは、患者さんと職員の共同作業で作られるものだとつくづく実感しました。岡波総合病院、本当に素晴らしい、素敵な病院です。

ありがとうございました。 

結婚披露宴

2010年12月19日(日) 院長ブログ

 帝国ホテル入口はクリスマス仕様になっていました。 

 以前に働いていた病院の看護師さんの結婚披露宴に招待して頂きまして、出席致しました。とてもheart warmingな素敵な雰囲気の中、式と披露宴の両方に出席しました。スピーチを頼まれていたので一週間前から考えていたのですが、新婦の「二人の思いと目指すところが一緒やった。」という言葉を参考にして、サン・テグジュペリの次の言葉を引用してお祝いの言葉として贈りました。

 

「愛する、それはお互いに見つめあうことではなくて、一緒に同じ方向を見つめることである。」

 

いい言葉ですね。

 

でもこういう場面でしか、普段使うことないですよね。

 

 さすがにね。

神様のカルテ

2010年12月14日(火) 院長ブログ

「神様のカルテ」を読みました。

24時間365日救急を受け付けるという地方の基幹病院で奮闘する内科医師、一止の物語です。外科系も内科医師が診るという設定は少し無理がある様に思いますが、終末期患者に対する主人公の考えや思いは非常に考えさせられるところがありました。「寿命なるものは人知の及ぶところではない。最初から定めが決まっている。土に埋もれた定められた命を、掘り起こし光を当て、よりよい最期の時を作り出していく。医師とはそういう存在ではないか。」という一止の思いは医療の大事な側面に焦点を当てていると思います。もちろんその側面だけでは医学の進歩は無いし、皆が幸せになれるとは思えません。でも色々な側面を含有しているのが人間相手である医療の本質だとも思えます。安曇さんの手紙にあった「病むということは、とても孤独なことです。」という心情に共鳴できなければ、最先端の医療も幸せには繋がらないかもしれませんね。

Amazonのレビューを見ても、評価は様々ですね。私は純粋に楽しめました。現役医師ならではの視点で、なかなか面白いと思いました。早速、神様のカルテ2を注文しました。神様のカルテ2のレビューでは前作より更に評価が高いようですね。今から読むのが楽しみです。

奈良医大同窓会

2010年12月12日(日) 院長ブログ

先日、奈良医大昭和63年卒業生の同窓会が大阪駅ビルホテルグランヴィアの1室で開催され出席しました。われわれももう大学を卒業して22年を超え、久々の懐かしい顔が集まりました。今回は大学に勤務している3名が幹事をしてくれましたが、大学勤務の3名は准教授、講師、医局長などの要職に就いており上からと下からの板挟みでなかなか苦労も多いようです。あとは病院勤務医と開業医が半分ずつくらいでした。精神科に進んだ友人が私と同時期の来年2月に大阪で開業するということでした。

会には出席していませんでしたが、同級生のO君は現在広島大学の腫瘍外科教授をしており肺癌手術治療の第一人者であるということを聞きました。先日のテレビ放映でも世界のスーパードクター13の1人として紹介されていたそうです。ホームページで調べてみますと、目標は「超一流の向こう側」ということでまさに彼が日本のこの分野でリーダーとして活躍している状況が垣間見えました。しかしながら私が一番驚いたのは彼の友人から聞いた話です。O君は仕事をこなす為に朝の3時から仕事を始めているということです。大学の教授ですから、臨床、研究、教育と各方面でとてつもなく忙しいことでしょう。その中で超一流の仕事を追及している彼には、能力、才能を超えた情熱と使命感を感じます。これは私にはガーンと頭を殴られたような衝撃でした。

看板のライト

2010年12月08日(水) 新着情報

屋上の看板にライトが灯りました。手前の看板はまだ工事中です。