関節の腫れや痛みの症状を起こす病気です。原因はまだ完全には分かっていませんが、自己免疫疾患のひとつと考えられています。 最も起きやすいのが手首や手の指、足の指の関節などで左右対称に起こることも多いです。手の指の朝のこわばりも関節リウマチに特徴的な所見です。 関節リウマチでは関節の中にある滑膜が炎症を起こし、軟骨や靱帯、骨を破壊してしまいます。 関節リウマチでも関節の病変の進むスピードは個人差があり、一部には発症後にある程度落ち着いた状態になる方もおられますが、全体的には経時的に進行する方が多いです。 現在日本には約70万人の関節リウマチの患者さんがおられますが、女性の患者さんが男性の5~6倍と多いです。関節リウマチの発症のピークは30~40歳代です。 |