先日、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会から2016年シーズン以降のスーパーラグビーへの日本チームの参加が正式に決定しましたという発表がありました。 「スーパーラグビー」とはオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの3カ国のラグビー協会が地域ごとに編成するプロクラブ15チームによる国際リーグ戦です。2016年シーズンのスーパーラグビーは、新たに南アフリカ、アルゼンチン、そして日本のチームの参戦が決まり、18チームが2グループ(南アフリカグループ、オーストラレーシアングループ)、4カンファレンスに分かれ優勝を争うそうです。レギュラーシーズン終了後トーナメント戦によるファイナルシリーズを行い、シーズンチャンピオンを決定するそうです。2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップにむけて、日本代表の強化が進んでいきそうですね。ワクワクします。 ところでIRB(国際ラグビーボード)が11月10日に発表した世界ランキングでは、日本代表は第9位です。(今週は第10位になっています。) 男子テニス錦織選手の世界ランキング5位には及びませんが、これは快挙だと思います。ちなみに現在のランキング1位はニュージーランド、2位は南アフリカ、3位はアイルランド、4位はオーストラリア、5位はイングランド、6位はフランス、7位はウエールズ、8位はスコットランド、9位はアルゼンチンです。日本がランキング9位の時にはアルゼンチンを上回っていました。現在上位のどのチームに日本代表が勝利しても、歴史的快挙といわれる偉業と呼べそうです。 日本代表の更なる進化を期待しています。 |
11月3日にならやまと整形外科スポーツクリニック院長森本光俊先生が代表を務める「NPO法人奈良野球少年を守る会」主催の第5回野球肘検診に参加しました。 検診参加者は34チーム、451名の選手が参加され、スタッフ数は113名だったそうです。私は初めての参加でしたが、まずスタッフ数の多さに驚きました。スタッフは医師、理学療法士、放射線技師、検査技師などのコメディカルの方々や多くの学生ボランティアです。選手の肘の検診、超音波検査、ストレッチ指導、チーム責任者への説明など多くのスタッフが手分けして効率よく検診が行われました。素晴らしいシステムだと感心しました。 来年からも参加して、もっと貢献できるように精進したいと思っています。 |
先日、奈良市で奈良県立医科大学整形外科教室開講60周年記念祝賀会が開催され出席しました。 奈良医大整形外科は初代恩地裕教授から増原建二教授、玉井進教授、高倉義典教授、そして現在の田中康仁教授と引き継がれております。私が奈良医大整形外科に入局させて頂いたのは昭和63年で、増原建二教授が教授職を勤められた最後の年です。どの先生方も名実とも本当に立派な指導者ばかりで、私は恵まれた環境を与えて頂いたととても感謝いたしております。 記念式典に先立ちまして記念講演会が開催されました。講演は「名将・名選手に学ぶ勝利への思考法」で講師はスポーツジャーナリストの二宮清純氏でした。二宮清純氏はイチロー選手、高橋尚子選手、野村克也監督らとの交流やエピソードを紹介され、勝利への思考法として「準備力」を挙げておられました。イチロー選手のチャリティーテニス大会での「準備力」のエピソード、高橋尚子選手が五輪で投げたサングラスを拾った方のエピソード、そして親交の深い野村克也監督との数々のやりとりなど興味深い話ばかりで、あっという間の1時間でした。 記念式典は大変盛況で出席者の人数が多すぎて、会場の遠くの方ではどなたがおられるのかわかりにくい状況でした。ジャズ音楽の調べの中、久々にお会いする先生方と旧交を温めることができました。奈良県立医科大学整形外科教室の歴史を再確認できた、大変有意義な祝賀会でした。会の準備もさぞ大変であったことと思われます。担当者の方々、本当にご苦労さまでした。 |
本日、第94回全国高等学校ラグビーフットボール大会奈良県大会準決勝が天理親里競技場で開催されグラウンドドクターとして参加しました。 今日はあいにくの天気で小雨のそぼ降る肌寒い中、選手の熱気は寒さを忘れさせるほどでした。 第1試合は御所実業高校と天理教校学園の試合でした。時折天理教校学園が鋭い攻撃で御所実業高校を脅かしましたが、地力の差もあり御所実業高校が62対5のスコアで天理教校学園を下しました。 第2試合は天理高校と奈良合同の試合でした。奈良合同とは部員数が足りなくて単独でチームを組めない学校が合同チームを組んで大会予選に参加するという制度です。奈良合同チームは畝傍高校、橿原高校、磯城野高校、高田高校、奈良育英高校で構成されています。これにはラグビー人口の減少により、多くの高校が15人制ラグビーの大会に出場するのが困難になってきたという事情などがあります。大阪府では合同チームはいくつもあり予選に参加していますが、奈良県では参加校自体が少ないので、合同チームは1つです。私は合同チームの現状をあまり把握していませんが、中には部員が1名や2名の学校も含まれています。日々の練習はどうしているのだろう、集まって練習するのも大変だな、そもそもモチベーションを高めることも難しそうだ、など様々な思いがよぎります。しかも相手チームは全国でも屈指の強豪、天理高校です。合同チームで1回戦を勝ち上がってきただけでも、たいしたものだと思いました。 いざ試合が始まると、さすが天理高校です。怒濤の攻撃で次々とトライを奪っていきます。しかしながら奈良合同チームも劣勢ながら、体を張った守備を見せ外連味のないプレイを見せてくれました。その闘志は試合終了のホイッスルが鳴るまで途切れなかったように思いました。どのチームにおいてもラグビーにかける情熱には変わりないと思いました。 結果は120対0のスコアで天理高校が勝利しました。 来週、橿原公苑陸上競技場でおこなわれる御所実業高校と天理高校の試合は、激戦必至です。両チームとも全国レベルで見ても、屈指の強豪校だと思います。 |
昨日、伊賀サンピアにおきまして市民公開講座が開催されました。講演1は「上肢の痛み・痺れ」で講師は名張市立病院整形外科大井徹先生、講演2は「よくわかる下肢の痛みと痺れ」で講師は伊賀市立上野総合病院整形外科佐藤昌良先生、講演3は「ロコモ予防 筋トレ。きたえて、ほぐして、気持ちいい!」で講師は当クリニックの小野正博理学療法士でした。 講演1と講演2では大変わかりやすく大井徹先生と佐藤昌良先生が痛みと痺れを起こす疾患を解説してくださいました。皆様よく理解して頂いたようです。講演3では小野正博理学療法士が肩こりに照準を合わせて、当クリニックで行っております肩こり体操を紹介して、皆様に体験して頂きました。 秋晴れの気持ち良い好天の中、実りのある盛況な市民公開講座でした。
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