本日、東大阪市花園ラグビー場、花園中央公園多目的球技広場におきまして、第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会2回戦が開催されました。グラウンドドクターとして参加いたしました。 今日はシード校も全て出場し全部で16試合が東大阪市花園ラグビー場第Ⅰ、第Ⅱ、第Ⅲグラウンドの3つのグラウンドで行われました。今日は大会期間中最も試合の多い日です。それぞれの試合にはドクターが4人ずつ(メインスタンド側に2人とバックスタンド側に2人)待機しますので、ドクターも大勢の方が出務しておられました。私は主に第Ⅱグラウンドのバックスタンド側が持ち場でしたが、寒風の凍てつく寒さの中でも好天による冬の日差しが有り難かったです。長時間になりますと、体が芯から冷えてきますので…。 来年の2019ラグビーワールドカップ日本大会開催に向けて新装なった東大阪市花園ラグビー場という最高の舞台で、いずれの選手たちも闘志あふれるプレーを披露し、見事な熱戦ばかりでした。見た試合の中では岡山県立玉島高等学校の選手の低いタックルが特に光っていました。低いタックルで体格に勝る相手の突進を止めて試合の流れをたぐり寄せ、見事な逆転勝利に繋げていました。しかしながらこの試合の様な接戦よりも、力の差が大きいことによるワンサイドゲームも多かったようです。Bシード校の常翔学園は力の差を見せて67-0のスコアで勝利したようですが、常翔学園に敗北したチームはその前の試合で110-0という記録的スコアで1回戦を勝利しています。いかに出場チーム間におけるチーム力格差が大きいかというあらわれであると思われました。今後、岡山県立玉島高等学校のように公立高校で全国大会に出場し、更に勝ち進むというのは、なかなか至難の業になってくるのかもしれませんね。 強豪校の充実ぶり、チーム力の進化には目を見張るものがありますが、学校間において、また地域間においてどんどん実力差は開く一方のように思われます。この地域格差、学校間格差を将来的に少しでも軽減することができればいいですね。 |
新聞によりますと、厚生労働省は12月3日~12月9日に報告されたインフルエンザ患者数の増加から、12月14日にインフルエンザ流行入りを発表しました。流行入りは例年並みで、流行のピークは例年通り来年1月末から2月上旬とみられるそうです。 厚生労働省の発表した「平成30年度今冬のインフルエンザ総合対策について」によりますと、「感染防止について」では(1)「咳エチケット」について、(2)予防接種について、(3)高齢者の入所施設等における感染防止対策の推進の3項目が記されています。 他の人への感染を防ぐために厚生労働省が推奨する「咳エチケット」は咳・くしゃみが出るときはマスクを着用する、マスクを持っていないときはティッシュなどで口と鼻を押さえる、人に向けて咳などをしない、鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て手を洗う、咳をしている人にマスクの着用をお願いする、などです。またマスクを顔に密着するように正しく着けることも重要ですね! インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があり、特に高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性の高い方には効果が高いということです。 今年になって、錠剤を1回飲むだけという新しい抗インフルエンザウイルス薬が発売されました。一方、10代患者へ原則禁止となっていた5日間投与の抗インフルエンザウイルス薬剤投与は、今年8月から10代患者でも処方制限が解除されたそうです。抗インフルエンザウイルス薬を服用していない患者さんでも異常行動を起こすことが確認できたためということで、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、全てのインフルエンザの患者さんで異常行動に注意する必要があるということでした。異常行動は発熱から少なくとも2日以内に発現することが多く年齢性別には関係なく発現するそうですが、転落・飛び降りなどの重度の異常行動は、就学以降の小児・未成年者の男性での報告が多いそうです。 昨年までとは、少し状況も変わってきているようですね。
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先日、「てらだより」Vol.30がクリニックに届きました。 「てらだより」は名張市にある寺田病院の病院だよりで、今回は2018年12月号です。 寺田病院は病床数135床で、名張市では名張市立病院に次ぐ規模の病院であり、当クリニックも日頃から大変お世話になっております。寺田病院は理事長の寺田紀彦先生が胃腸科(消化器内科、消化器外科)を専門としてスタートされたそうで、開設は昭和52年ととても歴史のある病院です。 「てらだより」Vol.30によりますと、寺田病院第14回市民講座が先日開催されたそうで、テーマは「腎臓にやさしい生活習慣のご案内」で講師は寺田病院内科部長池田祐貴子先生であったようです。当日は大盛況であったようで、市民講座始まって以来初めて100名を超える参加者が来場されたようです。記事によりますと池田祐貴子先生が市民講座で紹介した腎臓にやさしい生活習慣を、毎月1~2項目を診察室前にも掲示しているということでした。また腎臓にやさしい生活習慣の川柳の募集もしているということで、池田祐貴子先生自身は“かけるより つけて楽しむ しょうゆ味”という句を作られたそうです。おしょうゆは上からかけずに、小皿に入れてちょんちょんとつけて食べて頂けたら減塩になりますという趣旨だそうです。これは具体的で実行しやすい効果的なアドバイスであり、さすが池田祐貴子先生らしい細やかな心遣いだと思われました。 その他には、地域医療連携室・医療福祉相談室のご案内、遠隔画像診断について、検診センターからは検診・人間ドックのご案内などの記事が掲載されておりました。 それにしても寺田病院のアルファベットをデザインしたロゴマークはカラフルで可愛くていいですね! |
ラグビーワールドカップ2019日本大会に合わせて、「ラグビーワールドカップの楽しみ方」という講演会が、平成30年12月9日(日)に京都市下鴨神社公文所におきまして開催されるそうです。 講師は日本人初のラグビー殿堂入りを果たした日本ラグビー界のレジェンド、関西ラグビー協会会長坂田好弘氏とラグビージャーナリスト村上晃一氏です。 世界文化遺産である下鴨神社は関西ラグビー発祥の地でもあるそうで、「第一蹴の地」記念碑があるそうです。 講演会の主催は公益財団法人世界遺産賀茂御祖神社境内糺の森保存会/世界遺産下鴨神社ラグビー第一蹴の地顕彰会で、保存会は二千年以上守り引き継がれた貴重な人類の遺産である世界遺産糺すの森・賀茂御祖神社(下鴨神社)を後世に継承するために活動しているということでした。 大変興味深い講演会ですね! |