先日、日本整形外科学会はロコモ度を判定する「臨床判断値」に「ロコモ度3」を追加したと発表しました。 ロコモとは運動器の傷害のために移動機能が低下した状態で、高齢者が要介護になる原因の1位であり、40代以上の日本人の4590万人が該当するとされているそうです。ロコモが重症化すると要介護状態になりますが、その過程で運動器が原因の「身体的フレイル」を経ることが分かってきたそうです。 「ロコモ度1」は移動機能低下が始まっている段階、「ロコモ度2」は移動機能低下が進行し、自立した生活ができなくなるリスクが高くなっている段階でしたが、「ロコモ度3」は移動機能低下が進行し社会参加に支障をきたしている段階であるそうです。 「ロコモ度3」は「立ち上がりテスト」では両脚で30cmの台から立つことができない、「2ステップテスト」の値が0.9未満、「ロコモ25」の得点が24点以上で、ひとつでも該当すると「ロコモ度3」と判定するということです。 「立ち上がりテスト」が最も簡便でわかりやすそうですね! |
令和2年度自殺予防週間は9月10日(木)から9月16日(水)であるそうです。 予防啓発ポスターには「その声かけがゲートキーパーへの第一歩。」と記されています。ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話しを聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことであるそうです。 こちらには、こころの健康相談統一ダイヤル、よりそいホットライン、SNS相談案内、支援情報検索サイトなどのアクセスが記されています。
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9月9日は救急の日、9月6日~12日は救急医療週間です。 救急車の平均到着時間は8.7分であるそうですが、心停止から1分ごとに救命率は7~10%下がるそうです。その場に居合わせた人の心肺蘇生が重要ですね。 心肺蘇生法の手順は①119番通報とAEDの手配、②普段通りの呼吸がなければただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始、③AEDで除細動(電気ショック)です。 今般は新型コロナウイルス感染症の流行がありますので、すべての心停止傷病者に感染の疑いがあるものとして対応するということで、感染防止のことまで考慮する必要があるようです。この時代とはいえ、非常時の咄嗟の時に、より注意深い判断と行動が求められそうですね。大変な時代です。 |
患者様の皆様方には今回の長期休診により大変なご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。 私は、8月10日(月)に奈良県のあるグラウンドで足の肉ばなれを受傷した運動選手の方の診察をおこないました。後日になってその方が無症状のコロナウイルス感染者であることが判明しました。 伊賀保健所に相談したところ、感染者との濃厚接触と考えられるとの判断で、8月17日(月)にPCR検査を施行していただき、翌日陰性であるという結果をいただきました。私自身も症状は全くありませんが、患者様、スタッフの健康を守るために万全を期すために、保健所の助言、指示、指導に従いまして、8月24日(月)まで休診させていただくこととなりました。 夏期休暇から引き続き大変長期間の診療休止となり、通院中の患者様には大変なご迷惑をおかけしており、本当に申し訳なく慚愧の念に堪えません。長期間の休診中に皆様の健康状態や症状、怪我の状態などに悪影響をおよぼさないか、とても危惧いたしております。 当院休診中、お困りの際には近隣の整形外科を受診して下さいますように、よろしくお願い申し上げます。 患者様には今しばらくお待ち下さいますように、伏してお願い申し上げます。本当に申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。
令和2年8月19日 秋山整形外科クリニック 秋山晃一 |