平成24年9月6日(木)午後2時から4時半までアドバンスコープADSホール(名張青少年センター)におきまして、救急医療週間の講演会が開催されます。 特別講演は仙台市医師会理事瀬野幸治先生の「東日本大震災を経験して」-医療から見た震災対応-、基調講演が関西医科大学小児科小林穂高先生の「個性?障害?発達障害と子育て」です。特別講演は体験に基づいた貴重なお話しが聞けそうですね。基調講演は今話題の発達障害です。最近のトピックスですね。大変興味のあるところです。小林穂高先生は名張市立病院小児発達支援外来もしておられます。 皆様、どうぞご来場下さい。 |
昨日の産経新聞夕刊に認知症高齢者増加の記事が載っていました。 記事によりますと、認知症の高齢者が今年の時点で300万人を超え、平成14年時点の149万人から10年間で2倍に増加しているそうです。65歳以上の10人に1人が認知症を患っている計算になるそうです。 これは政府の過去の推計を大幅に上回る計算になるそうで、厚労省の分析によると急速な高齢化と高齢者人口の予想以上の増加に加えて認知症に対する理解が進み認知症と診断される高齢者も増加してきたためということです。 しかしながら平成14年段階のデータを基にした推計では平成22年に208万人、平成27年に250万人と予想していたそうですから、これは違いすぎるのではないでしょうか。 少し見込みが甘いような気がしますね。 |
昨日、名賀医師会主催の講演会があり「認知症の診断と抗アルツハイマー病薬」という講演を聴きました。講師は菰野厚生病院神経内科部長鈴木日子先生でした。 超高齢化社会の到来により、日本では特に認知症の問題は避けて通れないですね。身近な人が認知症になったときに、誰しもその対応を迫られます。皆が人ごとではない喫緊の課題でしょう。 認知症の中で最も多いのはアルツハイマー型認知症で、その特徴は初期には物忘れです。特に「近時記憶」といい、数分前、数時間前の出来事をすぐに忘れるようです。次に日付や曜日などがわからなくなる見当識障害が出現します。さらに進行すると、人格障害、失語、嚥下障害、歩行障害などを生じます。最も進みますと、寝たきりや死亡に至ることも多いらしく、平均すると発症後15年くらいで以上の経過を辿ってしまうことが多いそうです。最後は死亡へと至ってしまうことは驚きですね。アルツハイマー型認知症は緩やかに進んでいくのが特徴ですので、早期発見、早期治療に務めたいですね。アルツハイマー型認知症の治療は薬による治療と薬以外の治療があります。最近、新薬の研究がめざましいので、これからに期待したいところですね。医療機関や介護サービスを積極的にうまく利用することが、続けられる介護には重要なようです。また鈴木先生によると認知症には脳血管障害の合併に注意が必要ということでした。 鈴木先生が診察する立場としてアルツハイマー型認知症の患者さんに特徴的に見られるポイントを2つ教えて下さいました。1つは「取りつくろい反応」で患者さんが認知機能の低下を無意識に隠そうと、もっともらしい理由をつけて回答を拒んだりする反応だそうです。もう1つは「振り返り現象」といって、患者さんが質問されると、すぐに振り返って身内に答えを尋ねる現象だそうです。大変参考になりますね。 |
今年も残暑が厳しいですね。 残暑と言ってもまだまだ盛夏という感じですね。本当に暑い日が続きます。ゲリラ豪雨や落雷で、昨日も犠牲者が出るなど痛ましい報道もありました。これだけ暑いと熱中症への注意が重要となります。もう報道などで一般にかなり認知されていると思いますが、熱中症は室内でも起こることや高齢者、子供の場合にはより危険性が高いなどの注意すべき点があります。 スポーツ活動中の熱中症事故を防ぐために日本体育協会では熱中症予防8ヶ条を提言して、注意を喚起しています。 (1) 知って防ごう熱中症 (2) あわてるな、されど急ごう救急処置 (3) 暑いとき、無理な運動は事故のもと (4) 急な暑さは要注意 (5) 失った水と塩分取り戻そう (6) 体重で知ろう健康と汗の量 (7) 薄着ルックでさわやかに (8) 体調不良は事故のもと 皆様もどうぞお気をつけ下さい。 |
ロンドン五輪がいよいよ佳境ですね。 メダルの獲得者も続々と出てきて、震災後の日本を勇気付けようという選手たちの意気込みが伝わってきます。特に水泳選手の活躍が目立っている様です。 個人的には、観ていて個人戦よりも400メートルメドレーリレーなどのチーム戦の方がより盛り上がります。日本男子は銀メダル、女子は銅メダルと素晴らしい活躍でしたね。日本男子の北島選手は個人戦では3大会連続の金メダルを逃しましたが、メドレーリレーの銀メダルで有終の美を飾りました。「五輪は楽しめたか?」との問いに「十分楽しんだでしょう。銀メダルが物語っているよ。最後、個人で果たせなかったものを、チームとしてメダルをかけさせてもらったから、僕はもう何にも言うことはない。」という北島選手の言葉には重みがありました。また他の3選手が、「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない。」と誓い合っていたことや、入江選手が「(競泳代表選手)27人でひとつのリレーをしていると思った。」と日本のチーム力を強調していることは印象的で感動的でした。 バドミントン女子ダブルスの決勝戦も惜しくも敗れましたが、感動的な試合でした。 やはり代表選手や代表チームが活躍すると、感動も生みますし競技の人気も出るでしょうね。 願わくは、次期オリンピック、リオデジャネイロ五輪2016で7人制ラグビー日本代表の活躍を見てみたいものです。 サッカー日本代表は男女とも準決勝進出を決めましたね。 ロンドン五輪、ますます楽しみな競技が目白押しで目が離せないですね。 |