先日、名賀医師会臨床懇話会が開催され出席しました。 特別講演は「日常診療における降圧療法」で講師は愛知医科大学客員教授、北斗病院顧問、循環器内科水谷登先生でした。 私自身が高血圧症の治療をすることはありませんが、大変勉強になりました。 降圧療法の目的は降圧管理により脳卒中、心肥大、腎障害などを予防し、最終的には生命予後を改善することであるそうです。 夜間睡眠時には通常10%以上血圧が下降するそうで、このパターンをdipper型というそうです。それに対して夜間の血圧低下が10%未満のパターンをnon-dipper型、20%以上血圧低下するパターンをextreme-dipper型、逆に血圧上昇するパターンをriser型と分類するそうです。降圧療法にはこれらのパターンに応じた薬物療法が必要なようです。 早朝高血圧、夜間高血圧などには自律神経のアンバランスが影響しており、交感神経系と副交感神経系のバランスを補正する必要があるようです。さらに薬剤の投与する時間帯も考慮する必要があるということでした。また糖尿病患者や腎不全患者においては血圧コントロールが困難である場合が多いということでした。 |
Sports Japanは日本体育協会が発行している雑誌です。 日本体育協会公認スポーツドクターの資格があり、この雑誌を送って頂いております。 クリニックの本棚にも置かせて頂いております。 今月号には名張バトン&ダンススポーツ少年団の記事も掲載されています。 名張バトン&ダンススポーツ少年団は今年で創立35周年を迎えるそうですね。 |
今日の産経新聞によりますと、総務省が発表した人口推計で今年の65歳以上の高齢者は3186万人で総人口に占める割合は25%であったそうです。団塊世代が続々と65歳に達していることもあり、いずれも過去最高を更新し4人に1人が高齢者ということです。 今後の予測では、平成47年には高齢者の割合が3人に1人の割合になるそうです。 想像を絶する速度で、高齢者社会が到来しそうですね。時代に即した社会システムの構築は待ったなしですね。 私自身もたった15年後には高齢者の仲間入りです。これも未知の領域です。想像もつきません…。 |
9月5日(木)に救急医療週間の講演会が開催されました。 猛暑も一段落という日に、大変多くの方が講演を聴きに来て下さいました。 本当にありがとうございました。 三重大学整形外科教授須藤啓広先生の講演では、ロコモティブシンドロームについて市民の皆様にわかりやすいように丁寧に解説して下さいました。片足での椅子から立ち上がりなど、具体的にロコモをチェックする方法は大変参考になったことと思います。 三重大学総合診療科教授竹村洋典先生の講演ではアメリカなどと比較し日本の医療制度の特徴を解説し、現在の医療制度が更に有効に機能するための医療者、行政、住民にそれぞれ求められるものを解説して下さいました。本当に医療の必要とされている方に医療を届けたい、という竹村洋典先生の強い思いを感じました。 |
9月5日(木)にアドバンスコープADS (名張青少年センター) におきまして、名賀医師会主催で救急医療週間の講演会が開催されます。 皆様、是非お越しください。 |