本日、御所市民運動公園におきまして第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会奈良県大会準決勝が開催され、グラウンドドクターとして参加いたしました。 御所市民運動公園は美しい人工芝のグラウンドで、本日は天候もよく暑すぎず寒すぎず絶好のグラウンドコンディションでした。本日、2試合が行われる予定でしたが第1試合に出場予定の王寺工業高校が棄権したために第1試合は中止となり天理高等学校の不戦勝となりました。唯一行われた第2試合は天理教校学園と御所実業高校の試合でしたが、熱戦が繰り広げられました。試合は天理教校学園の健闘や低いタックルも光りましたが、御所実業高校が実力を発揮し87-0のスコアで勝利していました。 棄権した王寺工業高校は先週の試合で2名の負傷者が出て、15人のメンバーが揃わなかったそうです。3年生にとっては引退のかかる最後の大会、さぞかし無念であったことと思います。全国でもトップレベルの御所実業高校と天理高校、ギリギリの人数でやっている王寺工業高校、本日出場した天理教校学園、天理高校Ⅱ部、奈良朱雀高校、高等学校合同チームを加えて、奈良県大会参加チームは7チームです。天理高校に至っては組み合わせの加減により、初戦が決勝戦となってしまったようです。裾野という面では奈良県は高校ラグビーの層が薄いと言えそうです。 約90名もの部員を抱えるチームの代表として出場している御所実業高校や天理高校の選手たち、敗れはしたものの素晴らしい闘志を披露した天理教校学園の選手たち、そして最後の試合に人数不足で出場叶わなかった王寺工業高校の選手たち、環境と状況はそれぞれに異なりますが選手たちのラグビーにかける熱い思いは等しく尊いものだと思いました。 来週、11月19日に橿原公苑陸上競技場で開催される決勝戦は激戦必至です。天理高校、御所実業高校のどちらが勝っても、全国大会での活躍は間違いないと思われます。 |
昨日から本日まで第42回日本足の外科学会・学術集会が開催され、出席いたしました。学会長は名古屋市立大学大学院リハビリテーション医学分野教授和田郁雄先生で、本学会のテーマは”「知行合一」~足をみ、これを医す~”ということでした。 2日間、とても充実した学会で、多くの講演、演題を聴講することができました。また「超音波」のセッションの座長もさせていただきました。本学会に置きまして日本の足の外科の進歩と新しい流れを、肌で感じることができました。 今週水曜日午後から今日までの2日間半、皆様方には大変ご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございませんでした。今回得られた知識を診療に還元したいと思っております。 |
本日、第8回奈良県野球肘検診に参加しました。私は昨年に続いての参加になります。本会は矢田コミュニティ会館で行われ、医師・臨床検査技師による肘の検査・超音波を用いた障害の早期発見、理学療法士による柔軟性のチェック、指導者への野球障害に関する説明、野球傷害相談、スポーツ栄養相談などが実施されました。対象者は少年・少女野球選手で小学生と中学生でした。 先日来の台風の影響で、試合が本日などに延期されたチームも数多くあったらしく、事前予約のうち約250人ものキャンセルがあったそうですが、それでも本日の参加者は460人であったとのことです。今日は午前中に少し空いていましたが午後には大変な賑わいでした。 今日の検診では上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎が460人中6人に認められたそうです。野球肘検診をすると、だいたい1%に見つかるそうなので、今回の場合も平均くらいかと言えそうです。 上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎は軽症なら保存治療が選択されますが、重症なら手術治療を要する場合が多いです。今回の検診では上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎を認めた選手たちは症状の全くない選手も多く、症状が出てから初めて病院を受診した場合には進行期になってしまっていることが多いようです。早期発見早期治療につながる野球肘検診は野球少年、野球少女にとって大変価値の高いものだと思いました。 |
先日、竹田恒泰氏の「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」という講演会を聴きました。 竹田恒泰氏は旧皇族・竹田家の生まれで明治天皇の玄孫にあたるそうです。今回の記念講演は名張ロータリークラブ創立55周年記念事業で、同日午前には名張市夏見の「夏見廃寺跡」の昌福寺案内板寄贈記念式典も開催されたそうです。右派政治評論家として鳴らす竹田恒泰氏ですが、テレビ番組の「そこまで言って委員会NP」などで時々見かける(私はあまりテレビ番組自体を観ませんが…)舌鋒鋭い論戦さながらの講演を大変興味深く拝聴いたしました。そして1時間以上にわたる独演会、やはり引き込まれるものがありとても面白かったです。喋り口調は思ったよりソフトで、その内容から竹田恒泰氏の日本愛を強く感じました。 海外に留学した学生が口々に「日本のことを知らなさ過ぎて恥ずかしい。」と言うそうですが、確かにもし外国人に日本のことを尋ねられたら果たして自分が何を答えられるのだろうと思うとドッキリしました。何十年も前ですが小学校・中学校・高校で日本の歴史を学んだのに…、と情けなく思いました。私の記憶力の問題かもしれませんが…。 「目から鱗」の話も多く、日本の歴史をもっと知りたいと思いました。そしてまた機会があれば竹田恒泰氏の講演をもう一度聴いてみたいものだと思いました。 |
先日届いた、今季のFamilie*のお花は秋色の爽やかな雰囲気で、とっても素敵です。
それにしても、先日来の長雨の影響で、一気に秋が深まった感じですね。
明日から明後日にかけて台風21号の猛威が心配です。月曜日の朝が特に心配ですね。 |