第3回 生命を見つめるフォト&エッセー 入賞作品集を読みました。このコンテストは日本医師会と読売新聞社が主催するコンテストで、フォト部門は生命の尊さ、大切さを感じさせる写真、エッセー部門は医療や介護に関するエピソード、お世話になった医師や看護師ら宛てに送ったという想定の「感謝の手紙」などを募集しているそうです。 厚生労働大臣賞作品は「自然のなかのいのち」で高知県の68歳女性の方の作品ですが、特に印象に残りました。住み慣れた自宅で最期まで過ごしたいと強く希望したご両親を16年間在宅で介護して看取ったという話しでした。筆者はご家族、訪問看護師さん、在宅医療を引き受けてくれた医師と協力し合って、ご両親が自然に旅立たれた様子を表現しておられます。医師は「みんなで看られてよかったと思えるような、いい仕舞いに」とよくおっしゃったそうです。医師が死因に「自然死」と書かれたことに、筆者はとても納得しておられるようです。「死は、人間の最期の営み。そこに至る日々は、本人も家族もさまざまな選択肢のなかで、迷い、悩み、葛藤し、決断する。マニュアルは無い。」と筆者は書いておられます。本当にその通りだと思いました。 |
先日、日本医師会と産経新聞社が主催の第8回「日本医師会赤ひげ大賞」が発表されました。 地域の医療現場で長年にわたり健康を中心に地域住民の生活を支えている医師にスポットを当てて顕彰することを目的として、平成24年に「日本医師会赤ひげ大賞」は創設されたそうです。大賞5名と、今回新設された功労賞18名の受賞が決定したそうです。 今回の受賞者の中には、何名か90歳以上と高齢な先生方がおられます。このうち医療法人・社会福祉法人桃蹊会理事長古江増蔵先生は大正10年生まれで、98歳と非常に高齢です。歴代受賞者で最高齢であるということです。古江増蔵先生は施設の巡回では、愛車の電動カートにまたがり、ゆっくりと巡回するそうです。古江増蔵先生は「まだまだ全然歩けるんだよ。それでも、立って回診するのと、カートだと入所者の反応が違う。同じ目線になることで、壁がなくなったんだろう。だから、あえてカートに乗っているんだ。」とおっしゃいます。これは、成る程!と思いました。また古江増蔵先生はこのようにおっしゃいます。「昔はみんな年上だったけれど、いまでは僕の方が上になってしまった。ただ、医師として新しい発見がある。だから本当に毎日が楽しいんだ。」古江増蔵先生は、心から尊敬できる先生であると思いました。 以前は、「日本医師会赤ひげ大賞」の冊子を、クリニックの本棚に置かせてもらって、皆様に回覧していただいておりました。現在コロナウイルス感染症対策のために、本、雑誌類は全て撤去しておりますので、皆様に回覧していただけず、とても残念に思っております。 |
昨日、奈良県立医科大学がオゾンによる新型コロナウイルス不活化を確認し、オゾンによる新型コロナウイルス不活化の条件を明らかにしたと発表しました。微生物感染症学矢野寿一教授、感染症センター笠原敬センター長とMBTコンソーシアムの研究グループによる発表で、世界初だそうです。 診察室や集会場等においては、感染拡大防止のため使用後は手作業によるアルコール拭き等で除菌を行っており、労力と時間がかかっています。この課題を解決する手段の一つとして、オゾンガスによる除菌が提唱されていたが、その医学的エビデンスはなかったということです。 今回の研究では、オゾンガスにより最大1/10000まで不活化することを確認したそうで、これはオゾンガスの実験的な条件下で、新型コロナウイルスを不活化できることを示しているそうです。 当院でもリハビリ室へ導入したBACTECTOR O3が活躍しそうで、安心です。さらに待合室にも導入を予定しております。 |
オゾン除菌・消臭器BACTECTOR O3をリハビリ室へ導入いたしました。 オゾンの強力な酸化力が、菌・ウイルスの細胞壁を破壊し不活性化させることによって死滅させるそうです。薬品ではないので耐性菌が発生する心配もないそうです。 オゾンは臭いの元となる菌や化学物質を分解して取り除くそうです。 オゾンは酸素から生成されるために使用後は酸素に戻り、二次公害の心配もなく安全であるそうです。これはいいですね! 救急車に残る菌・ウイルスから救急隊員を守るために、オゾン除菌・消臭器BACTECTOR O3は全国500台以上の救急車に搭載されているそうです。 新型コロナウイルス感染症対策として、スタッフの手洗いと手指消毒の徹底、来院時手指アルコール消毒(受付にございます。)検温(患者様、スタッフ)、施設内消毒の徹底、換気の徹底、マスクの着用(スタッフ、患者様もお願いいたします。)など、これからも徹底して行ってまいります。 |