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先日名賀骨粗鬆症講演会が開催され、藤田保健衛生大学田中郁子先生の「骨粗鬆症の最近の話題」という講演を聴きました。 60歳代の女性は約3分の1が、70歳代の女性は約2分の1が骨粗鬆症に罹患しているといわれています。 骨粗鬆症による骨折を起こすことにより死亡率が上昇するということはもとより、骨折を起こされた方が要介護状態になることにより介護する方の生活まで一変してしまう可能性があり影響が甚大であるという視点は女性ならではで、成る程と感心致しました。 また田中先生の講演はとても理路整然としておりわかりやすい講演でとても勉強になりました。 |

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先週名張幼稚園の入園前検診に行ってきました。 入園前ですから3歳児で、みんな元気一杯です。検診では一人一人簡単に全身の診察を行います。全身の視診、胸部の聴診、腹部の触診、背部の聴診、触診に始まり、最後は口腔内の視診と舌の観察を行いました。 私「あーんって口開けて。」 3歳児「あーん」 私「べーって舌出して。」 3歳児「べー」 と、こんな感じです。
私「あれっ?」 その後おもむろに人差し指で右目の下を引き下げて「あっかんべー」をしてくれました。 |

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先日名賀医師会主催の小児救急医療研修会が開催されました。 講師は津市のはやかわこどもクリニック院長の早川豪俊先生でした。川崎病、発作性頻拍、急性心筋炎、突然死など小児循環器疾患についてわかりやすく解説していただきました。 心臓突然死の原因となる心臓振盪とは胸部に衝撃が加わったことにより心臓が停止してしまう状態で、野球や打撃系格闘技において子供に起こることがあるということです。この場合にAEDを用いると救命の可能性がかなり上昇するということです。 写真はクリニックのAEDとクリニックの本棚にある参考になる本です。 |

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御所市民総合運動公園で第91回全国高等学校ラグビーフットボール大会準決勝が行われ、グラウンドドクターとして行ってきました。3年生は敗退すれば引退となるので、どのチームも本当に必死です。負傷のためにやむなく途中退場した選手もおり、しのぎを削る熱戦となりました。 御所実業高校と天理高校が勝ち上がり、来週はいよいよ決勝です。 |

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先日、津市久居におきまして東京女子医大膠原病リウマチ痛風センター所長の山中寿先生が痛風に関する講演をされまして聞きに行きました。山中先生は三重大学出身だそうです。山中先生は関節リウマチにおいてご高名な先生ですが、今回はわれわれが日常診療でよく遭遇する疾患である痛風に関する講演でした。講演は大変クリアカットであり、診療のポイントを明確に示して頂きました。 痛風は高尿酸血症により起こります。食べ過ぎ、飲み過ぎなどは高尿酸血症のリスクファクターです。プリン体の多い食べ物は尿酸をあげることにより痛風になることが知られています。 ビールはプリン体が多く焼酎はプリン体が少ないので痛風の方も焼酎なら大丈夫だろうと言って飲み過ぎていると、アルコール自体が尿酸値を上げますので痛風発作の起こる危険性は高いと山中先生は指摘しておられました。 油断大敵ですね。 |
