日本医師会企画、日医ニュース、健康プラザNo.563は「下肢静脈瘤~女性、立ち仕事の人に多い良性疾患」で、講師はお茶の水血管外科クリニック院長広川雅之先生でした。
整形外科クリニックの外来でも、何かのついでに下肢静脈瘤についての質問を受けることがあります。中には、どの科を受診すればよいのかわからなかったとおっしゃる方もおられます。下肢静脈瘤を専門に治療する科は血管外科ですが、地方におきましては、専門の病院がそれほど多くないというのが現状かと思われます。
広川雅之先生によりますと、下肢静脈瘤の治療は「弾性ストッキングを使う圧迫療法」、「注射で静脈を固める硬化療法」、「手術」の3つであるということです。症状があまりない人は治療の必要もないということですが、若くて立ち仕事の人は、進行して治療が必要になる可能性があるということでした。
広川雅之先生が示された、つま先立ち、足首回し、ブルブル体操など血流がよくなる体操などのセルフケアと予防法は参考になりますね!