三重県医師会から「糖尿病と歯周病の深い関係」というリーフレットをいただきました。表紙には「知っていますか?糖尿病と歯周病の深い関係 歯周病治療で糖尿病が改善します」とあります。三重県、三重県医師会、三重県歯科医師会合同で作成したリーフレットのようです。 歯周病とは歯と歯肉の境目の溝である歯周ポケットで歯周病菌が炎症を引き起こし、歯肉や歯を支えている骨が破壊される病気で、歯周病は歯の喪失原因の第1位であり、40歳を過ぎると7割以上の人が歯周病と言われているそうです。こんなに多いとは驚きですね! 糖尿病は数々の合併症があることは知られていますが、歯周病も糖尿病の合併症の一つで、糖尿病が悪化すると免疫力が低下し、感染症である歯周病が進行しやすくなるそうです。これも、あまり知られていないことですね! 歯周病治療には歯科医院でのプラークコントロールと自分で行うプラークコントロールがあり、自分で行うプラークコントロールとは毎日の歯みがき、歯間ブラシ・デンタルフロスの使用、禁煙などであるそうです。歯周病治療を継続して行うことにより、血糖コントロールの目安となるHbA1cが有意に改善したそうです。 糖尿病が改善すると歯周病も改善し、歯周病治療により糖尿病も改善するそうです。医科歯科連携で糖尿病治療をサポートし、糖尿病と歯周病を並行して継続した治療を行うことにより、『健康寿命』を伸ばすことができるということです。糖尿病や予備軍の方は、かかりつけ歯科医院で歯科検診を受けることが推奨されています。これは大切なことですね! |