先日、日本整形外科学会はロコモ度を判定する「臨床判断値」に「ロコモ度3」を追加したと発表しました。 ロコモとは運動器の傷害のために移動機能が低下した状態で、高齢者が要介護になる原因の1位であり、40代以上の日本人の4590万人が該当するとされているそうです。ロコモが重症化すると要介護状態になりますが、その過程で運動器が原因の「身体的フレイル」を経ることが分かってきたそうです。 「ロコモ度1」は移動機能低下が始まっている段階、「ロコモ度2」は移動機能低下が進行し、自立した生活ができなくなるリスクが高くなっている段階でしたが、「ロコモ度3」は移動機能低下が進行し社会参加に支障をきたしている段階であるそうです。 「ロコモ度3」は「立ち上がりテスト」では両脚で30cmの台から立つことができない、「2ステップテスト」の値が0.9未満、「ロコモ25」の得点が24点以上で、ひとつでも該当すると「ロコモ度3」と判定するということです。 「立ち上がりテスト」が最も簡便でわかりやすそうですね! |