本日、東大阪市花園ラグビー場、花園中央公園多目的球技広場におきまして、第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会2回戦が開催されました。グラウンドドクターとして参加いたしました。 今日はシード校も全て出場し全部で16試合が東大阪市花園ラグビー場第Ⅰ、第Ⅱ、第Ⅲグラウンドの3つのグラウンドで行われました。今日は大会期間中最も試合の多い日です。それぞれの試合にはドクターが4人ずつ(メインスタンド側に2人とバックスタンド側に2人)待機しますので、ドクターも大勢の方が出務しておられました。私は主に第Ⅱグラウンドのバックスタンド側が持ち場でしたが、寒風の凍てつく寒さの中でも好天による冬の日差しが有り難かったです。長時間になりますと、体が芯から冷えてきますので…。 来年の2019ラグビーワールドカップ日本大会開催に向けて新装なった東大阪市花園ラグビー場という最高の舞台で、いずれの選手たちも闘志あふれるプレーを披露し、見事な熱戦ばかりでした。見た試合の中では岡山県立玉島高等学校の選手の低いタックルが特に光っていました。低いタックルで体格に勝る相手の突進を止めて試合の流れをたぐり寄せ、見事な逆転勝利に繋げていました。しかしながらこの試合の様な接戦よりも、力の差が大きいことによるワンサイドゲームも多かったようです。Bシード校の常翔学園は力の差を見せて67-0のスコアで勝利したようですが、常翔学園に敗北したチームはその前の試合で110-0という記録的スコアで1回戦を勝利しています。いかに出場チーム間におけるチーム力格差が大きいかというあらわれであると思われました。今後、岡山県立玉島高等学校のように公立高校で全国大会に出場し、更に勝ち進むというのは、なかなか至難の業になってくるのかもしれませんね。 強豪校の充実ぶり、チーム力の進化には目を見張るものがありますが、学校間において、また地域間においてどんどん実力差は開く一方のように思われます。この地域格差、学校間格差を将来的に少しでも軽減することができればいいですね。 |