-第35回- 心に残る医療 体験記コンクール入賞作品集を読みました。 本コンクールは昭和57年度から始まり、もう35回も続いているということです。今回も1600編もの応募があり、審査により17編が入賞作品として選ばれたそうです。 厚生労働大臣賞の「3度目の手紙」という作品は、骨髄移植を受けた方がドナーに感謝の気持ちを綴った作品でした。骨髄バンクでは、プライバシーを守る観点からドナーと受容者のお互いの名前や住所は非公開で、受容者は2度だけドナーに手紙を出すことができるというルールだそうです。このルールは私も知りませんでした。本作品は著者がドナーへさらなる感謝の気持ちを伝える、心のこもった作品でした。著者は主治医から「ドナーさんとは、何代も何代も前の遠い昔、血縁関係にあったのですよ。遺伝子が適合するということは、その証しなんです。ロマンがあるでしょう!」と教えてもらって感動した、とありました。 これは確かに心の琴線に触れる言葉ですね!素晴らしいと思いました。 |