本日、第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝が行われ、帝京大学が東海大学を33-26のスコアで下し8連覇を達成しました。試合をテレビ放送で観戦しました。 試合は序盤にFWの強さを押し出した東海大学が有利に進め、14-0まで差を広げましたが、帝京大学が反撃し前半終了時には14-14の同点でした。後半もインターセプトから東海大学がリードしましたが、その後に帝京大学が逆転し2度目のスクラムトライを奪って追いすがる東海大学の反撃をかわして逃げ切りました。最後まで緊張感の途切れない、密度の濃い見応えのある試合であったと思いました。まさに学生No.1を決めるのにふさわしい熱戦であったと思いました。 それにしても毎年メンバーの替わる学生チームで、4年経てば当然総入れ替えになるというのに8年間勝ち続けるとは、帝京大学ラグビー部、そして岩出監督の成し遂げたことの偉大さがわかります。 帝京大学ラグビー部監督岩出雅之氏が大学選手権6連覇達成時に著した本「負けない作法」を読みますと、勝ち負けは結果に過ぎない、チーム作りは「自分づくり」から、に始まりニュートラルな立場に立つことの重要性を説いておられ、岩出監督がどれだけ人間教育に傾注しているかがわかります。そして人生を25年区切りで考えて、25年先の未来から今を考えてプランニングすることを勧めるなど、長い目で見た選手の成長を促していることがわかります。25年後を見据えて、学生たちが社会で幸せに生きていく力を身につけて欲しいと心から願う岩出監督の指導を受けて8連覇を達成した帝京大学ラグビー部にますます注目が集まりそうですね。 |