本日、東大阪市花園ラグビー場、花園中央公園多目的球技広場で第95回全国高等学校ラグビーフットボール大会第3日が開催されました。医務委員として参加しました。 今朝は冷え込みが強く随分寒くなるのではと心配しましたが、天候は素晴らしく気温も上がって絶好のラグビー日和でした。今日は第3グラウンド担当でしたので朝の9時頃から6試合連続で夕方4時過ぎまでの観戦となりました。いつも6試合連続ともなると生駒おろしの木枯らしで凍えるのですが、穏やかな気候のお陰で快適に観戦することができました。 大会は今日からシード校も出場しますし試合数も最も多い日ですので、会場も更に活気を帯びてきています。 今日の第3グラウンド最後の試合は大阪第3地区代表常翔学園高校と奈良県代表天理高校の試合でした。大阪と奈良の地元近畿勢同士の試合ということもあって観客もとても多く、全ての方が観客席に座って観戦することがとても困難な状況でした。第3グラウンドは、天然芝は見事に美しいのですが陸上トラックがあることと観客席が狭いことが難点です。今まで見たことがないくらい観客が一杯で観客席横の土手にも沢山座ってみておられるような状況でした。この試合は素晴らしい熱戦でしたので、もっと観客の方がいい環境で観戦できればよいのにと思わずにはおれませんでした。 この試合は本当にハイレベルな試合でした。シード校である常翔学園高校の猛攻をノートライに抑えて、WTBの選手の見事なステップで1トライを挙げた天理高校が勝利しました。両チームともにディフェンスの能力が高くてロースコアでも、とてもスリリングな展開で見応えのある試合でした。両チームは伝統のあるチームで、ユニフォームの柄も昔のままです。ラグビージャージも昔は綿の重いけれどあまり温くない素材の長袖でしたが、今は吸湿性も優れて柔らかく着心地のよい素材の半袖に替わっています。ジャージの素材は変わっても常翔学園高校は大阪工大高の頃から紺色に胸に2本の赤いラインのユニフォーム、天理高校はジャージ、短パン、ストッキングに至るまで真っ白のユニフォームで、共に一般に認知度も高く、大変多くの方に親しまれているユニフォームであると思われます。伝統のユニフォームが受け継がれるのって本当にいいですね。日本代表チームのユニフォームも昔ながらの赤白の段柄に戻ったタイミングで活躍し脚光を浴びて、個人的にはすごくよかったのではないかと思っています。 |