10月29日(木)、30日(金)に第40回日本足の外科学会が開催され、出席しました。 2日目の教育研修講演2では奈良医大整形外科教授田中康仁先生が「人工足関節置換術の現状と将来展望」を講演されました。奈良医大整形外科名誉教授高倉義典先生が開発された本邦における代表的な人工足関節である奈良医大式人工足関節の歴史について紹介してくださいました。再手術に至る大きな原因の一つである距骨圧壊に対して従来脛踵間固定術を施行していたのが、人工距骨の使用により再手術の成績が格段に向上したために人工足関節置換術の適応も広がるであろうということでした。 初日の基調講演では井口医院院長井口傑先生が「日本足の外科学会の40年を振り返って」を講演されました。もともと手の外科を専攻しておられた井口先生が1990年代に参加された国際学会に日本から出席したメンバーの写真を大事に持っておられ、その写真を講演の中で披露してくださいました。その中に当時参加していた私の写真もあり、大変懐かしくもあり感激いたしました。 その他にも多くの興味ある発表があり、大変勉強になりました。 この2日間クリニックを休ませていただき、皆様には大変ご迷惑をおかけしました。 この学会で得た知識を少しでも患者さまに還元できますように、努力いたしたいと存じております。 |