「開運料理人ちこ」著の「運を呼び込む神様ごはん」を読みました。 不幸のどん底だったときに、塾の先生が握ってくれた塩おむすびを食べて感動したことをきっかけに運を呼び込む飲食店を始めたそうです。日々、口にしているものがわれわれ自身の体を作っているものですので食の大切さは言うまでもありませんが、食に関しては日々の生活において慣れによってなおざりになりがちです。そこをこれだけ突き詰めて、昇華させることは素晴らしいことと感じました。 味覚は舌の表面にある味蕾の中にある味細胞に食べ物の中に含まれる物質が作用して生じる電気が神経を通って脳に伝わり味を認識するという仕組みだそうです。このように味はバーチャル(仮想的)なものですが、自分の置かれた状況によっても味覚は変わるそうです。しかしながら感覚が人工的に作られても、それでも変わらない感覚の遙か彼方にある「意思」に働きかける「ごはん」を伝えたいと「ちこ」さんは言います。 「ちこ」さんはさまざまな料理を通して、出会う人たちに無条件の愛を実践し、絶対的な幸福の日々を送りたいと思っており、これが私のゴールであると言っておられます。これは大変価値の高い人生のミッションを掲げておられると思いました。 |