境野勝悟氏著「日本のこころの教育」を読みました。 境野勝悟氏が以前に花巻東高校で講演した内容だそうです。 「さようなら」の意味は?とドイツ人校長から国語教師であった境野勝悟氏に投げかけられた問いかけから、話は始まります。さらに「日本人って何?」という問いかけに著者が窮してしまったということから、いったい何だろう、どう説明できるというのだろうというように、こちらも一緒になって考え込んでしまいます。 境野勝悟氏は日の丸の意味、お母さん、お父さんの意味を解説して、「今日は」「さようなら」の意味を説き明かしていきます。 「君が代」についても解説しているのですが、ギネスブックに「世界最古の国歌は日本の「君が代」である。その歌詞は九世紀に始まる。」と書いてあるそうです。これも知りませんでした。本当にもっと早く知っておきたかったということばかりです。 境野勝悟氏は日本のこころというものは、「和」からうまれなくてはならない。弱肉強食の「競争」から生まれる心は、本来のわが国の精神ではない、と述べています。また、感謝して生きる人間が幸福な人間と述べています。心に刻みたい言葉だと思います。 |