先日、奈良市で奈良県立医科大学整形外科教室開講60周年記念祝賀会が開催され出席しました。 奈良医大整形外科は初代恩地裕教授から増原建二教授、玉井進教授、高倉義典教授、そして現在の田中康仁教授と引き継がれております。私が奈良医大整形外科に入局させて頂いたのは昭和63年で、増原建二教授が教授職を勤められた最後の年です。どの先生方も名実とも本当に立派な指導者ばかりで、私は恵まれた環境を与えて頂いたととても感謝いたしております。 記念式典に先立ちまして記念講演会が開催されました。講演は「名将・名選手に学ぶ勝利への思考法」で講師はスポーツジャーナリストの二宮清純氏でした。二宮清純氏はイチロー選手、高橋尚子選手、野村克也監督らとの交流やエピソードを紹介され、勝利への思考法として「準備力」を挙げておられました。イチロー選手のチャリティーテニス大会での「準備力」のエピソード、高橋尚子選手が五輪で投げたサングラスを拾った方のエピソード、そして親交の深い野村克也監督との数々のやりとりなど興味深い話ばかりで、あっという間の1時間でした。 記念式典は大変盛況で出席者の人数が多すぎて、会場の遠くの方ではどなたがおられるのかわかりにくい状況でした。ジャズ音楽の調べの中、久々にお会いする先生方と旧交を温めることができました。奈良県立医科大学整形外科教室の歴史を再確認できた、大変有意義な祝賀会でした。会の準備もさぞ大変であったことと思われます。担当者の方々、本当にご苦労さまでした。 |