先日、奈良医大昭和63年卒業(倭の会)・昭和57年入学同窓会が開催され出席しました。奈良医大昭和63年卒業生の同窓会のことが「倭の会」と名付けられています。本会は4年ぶりの開催です。私は診療の後片付けに手間取り、随分遅刻しての参加となりました。 同級生の中で最も年が若い人は、現役で昭和57年に入学した昭和39年3月生まれの人だと思いますが、その方でも既に50歳になっています。つまり本会に参加した人は全員50歳以上になります。同級生で現役入学の方はおそらく2~3割くらいでしょうか?私も浪人しましたが、浪人して入学してくる人がほとんどで、中には社会人を経て奈良医大に入り直してくる方も結構おられまして、同級生でも10歳以上年長の方も数名はおられました。大学1年生の時には私は19歳でしたから同級生でも30歳以上の方のことはとても大人(オッサン)に見え、同級生とは思えませんでした。それから30年以上経って、全員が50歳以上の「余裕でオッサン」になってしまいますと10歳の年の差は、ほとんど誤差範囲になってしまっていました。 4年前と違い開業している方が増えて、病院勤務医の方が少数派になったかもしれません。私も4年前の同窓会の開催された少し後で病院勤務医を辞し開業しました。開業医の方も皆さんそれぞれの地域で頑張っておられるようですが、病院勤務医の方もそれぞれの専門性を高めて、指導者としての立場で活躍しておられるようです。同級生の中でも大学教授になって活躍している方も数名おられます。特別な才能のある方には、日本の医療の最先端を牽引していって欲しいですね。 会で同級生のE君に会ったときに言われました。大学1年生の時に部活動を続けるかどうか悩んでいたE君は当時私にこのことを相談してくれたそうです。そこで私がなんとアドバイスしたのかをE君に尋ねますと、当時私はE君に「好きに、せいや!」と言い放ったそうです。…ウーン、これは身も蓋もない返答ですね。さすがに30年の時を経て、私はこう言ったことは全く憶えていません。E君にこのことを相談はされたような気はします。ようやく今になってですが…。E君、スマン!これは時効ということで…。 しかしながら人の記憶には時効はありません。E君はこのことを一生、忘れないことでしょう。 30年前にタイムスリップしたような気がして、本当に楽しい時を過ごさせていただきました。 幹事のN君、M君ありがとう!ご苦労様でした。 |