昨日、ヒルホテルサンピア伊賀にて市民公開講座が開催されました。 今年のテーマは「ロコモティブシンドロームと関節の変形」です。 悪天候にもかかわらず大変大勢の方が来場され、熱気あふれる雰囲気でした。 演題1は「栄養とロコモティブシンドローム」で講師は名張市立病院管理栄養士松本優子先生でした。カルシウム、タンパク質など色々な栄養をバランスよく摂ることが必要とは言われますが、具体的にどの様なすればよいのかわかりにくいですね。実際のレシピの工夫を紹介して頂き、ちょっとした工夫で栄養素のバランスが大変良くなることがわかり、とても参考になりました。中年期にメタボ対策でカロリーを控えることが強調されるので、高齢期になっても必要以上にカロリーを控えてしまうことがロコモの危険性を高めるということは成る程と思いました。年代によって必要とされる栄養も変わってくるということですね。 演題2は「変形性膝関節症」で講師はおおすみ整形外科院長大角秀彦先生でした。変形性膝関節症の病態と治療、日常生活での工夫など大変わかりやすく解説して戴き、聴衆の皆様もとても理解しやすかったのではないでしょうか。また大角院長の立派な獲物の数々も披露して頂きました。おおすみ整形に行けば、巨大な魚拓もご覧頂けるということでした。 演題3は「膝への負担を減らす運動療法」で講師はいまむら整形外科理学療法士森統子先生でした。膝を支える一番大事な筋肉は太ももの前の大腿四頭筋という膝を伸ばす筋肉ですが、この大腿四頭筋の中でも内側広筋、大腿直筋、外側広筋のそれぞれを別々に鍛える運動療法を紹介して頂きました。これはわかりやすいですね!皆さん、とても参考になったことと思います。 ご来場戴きまして、誠にありがとうございました。 |