先日、津市久居におきまして東京女子医大膠原病リウマチ痛風センター所長の山中寿先生が痛風に関する講演をされまして聞きに行きました。山中先生は三重大学出身だそうです。山中先生は関節リウマチにおいてご高名な先生ですが、今回はわれわれが日常診療でよく遭遇する疾患である痛風に関する講演でした。講演は大変クリアカットであり、診療のポイントを明確に示して頂きました。 痛風は高尿酸血症により起こります。食べ過ぎ、飲み過ぎなどは高尿酸血症のリスクファクターです。プリン体の多い食べ物は尿酸をあげることにより痛風になることが知られています。 ビールはプリン体が多く焼酎はプリン体が少ないので痛風の方も焼酎なら大丈夫だろうと言って飲み過ぎていると、アルコール自体が尿酸値を上げますので痛風発作の起こる危険性は高いと山中先生は指摘しておられました。 油断大敵ですね。 |