先日、映画館に「星守る犬」を観に行きました。 西田敏行と犬が出演していることくらいしか前知識が無く、たまたま観に行ったのですがなかなか感動的な物語でした。 原作は漫画に連載されていたそうです。これも全く知りませんでした。 タイトルの「星守る犬」は「手に入らないものをじっと見続ける犬」から転じて「手に入らないものを求めること」「高望みをしている人」の意味があるそうです。 主人公の祖父役の藤竜也が「人生、殻に閉じこもっているよりも、星守る犬のように高望みしている方が好きだな。」と言っていたのが印象的でした。 物語は犬の話と言うより人間の話で、ほとんどの登場人物が心に傷を負っておりそれぞれの人生と犬との関わりが主軸となっており、人間の勝手さと罪作りなところに犬が翻弄されるようなストーリーでした。 人間が勝手をしながらも犬に癒されているばかりですが、犬も辛い環境であっても人間との関わりで癒しを得たに違いないと信じたい思いがしました。 それにしても犬の一途さには、本当に癒されますね。 そして、すねと心に傷を持つ登場人物にも、それぞれに人間臭さは感じました。 人間と犬の織りなすドラマには、人間と犬のライフサイクルの違いという要素もありますね。 動物霊園のCMで「出会いは偶然、別れは必然」というキャッチコピーがあって、なるほどと感心したことを思い出しました。 この映画を観れば、特に犬を飼っている人は犬をいとおしく思う気持ちが強くなることは間違いなしです。 我が家の犬ともっと一緒に遊んであげないといけないな、と思いました。 皆様、是非一度ご覧になってください。 犬のシーンは可哀想過ぎる場面もありますが… |