サッカー日本代表主将、長谷部誠選手の「心を整える。」を読みました。 以前からメディアを通して見る長谷部選手の発言には注目していました。気遣いや思いやり、そして主将としての求心力を感じていました。 本書では長谷部選手の価値観や信条、信念などが「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」ということで綴られています。各章で私の印象に残った項目を挙げていきますね。 第1章 「心を整える。」意識して心を鎮める時間を作る。どんなに葛藤を抱えても、平常心を取り戻すための習慣だそうです。稲森和夫さんの言葉を参考にしているそうです。 第2章 「吸収する。」いつもじいちゃんと一緒。家族との絆を心の糧と力にしている様子を紹介しています。 第3章 「絆を深める。」仲間の価値観に飛び込んでみる。ドイツでの苦労と課題を踏まえて、文化や背景が違う国を越えて信頼関係を築く困難さを語っています。 第4章 「信頼を得る。」監督の言葉にしない意図・行間を読む。各国代表クラスの選手とのポジション争いでしのぎを削る中で得た経験だそうです。 第5章 「脳に刻む。」読書は自分の考えを進化させてくれる。プロスポーツ選手がこれだけしっかりと読書をしていることには、失礼ながら驚きました。デール・カーネギー、松下幸之助、斉藤茂太、勝間和代など私の愛読書も多く読まれているのは、とても嬉しかったです。 第6章 「時間を支配する。」夜の時間をマネージメントする。音楽の力を活用する。長谷部選手のリラクゼーション、リフレッシュの方法を紹介しています。 第7章 「想像する。」常に最悪を想定する。何が起きてもそれを受け止める覚悟があるという決心を固めるという信念から見せた、ワールドカップ敗退直後の行動はとても立派だと思います。 第8章 「脱皮する。」迷ったときこそ、難しい道を選ぶ。これこそ今の長谷部選手を長谷部選手たらしめる原点でしょう。 第9章 「誠を意識する。」笑顔の連鎖を巻き起こす。長谷部選手のモチベーションの元を紹介しています。 本書で長谷部選手のプロスポーツ選手という枠組みを超えた魅力を知ることができました。 ラグビー日本代表だけでなく、サッカー日本代表も注目し、応援していきたいと思っています。 |