先日、第25回奈良県骨・関節研究会に出席しました。今回は2つの特別講演があり、演題は「骨転移の診断と治療」と「整形外科医に必要な頚椎疾患の診方、考え方」でした。骨転移は多くは悪性腫瘍の転移性骨腫瘍であり癌を罹患される方が増加している現状では、今後ますます増加することが考えられます。骨転移に対しては主科(原発病巣の治療科)の治療が主体となりますが、整形外科でできる治療はその主科の治療に左右されるところがとても大きいです。一般の整形外科医が最も頭を悩まされるところかもしれません。頚椎疾患はかなり一般的な疾患で外来にも大変多く来られます。今回の講演では細やかな診察手技が大変勉強になりました。本研究会の会場は奈良医大横の会館でありました。奈良医大は私の母校でありますが、ここ数年で新病棟が続々と完成し一層立派な建物になっています。私の学生時代や大学病院勤務医時代からは本当に様変わりしました。以前の整形病棟は3階建の北病棟の2階にありました。今はA病棟からD病棟まであり、それぞれ高層で圧倒される外観です。写真は一番新しいC病棟を南側から写したところです。 |