昨日、名古屋で開催された東海地区整形外科教育研修会に出席しました。講演は3演題で、演題1が「エビデンスに基づくRA(関節リウマチ)治療」ー今何が整形外科医に求められているかー、演題2が「足関節症の臨床」、演題3が「股関節のエビデンス」でした。どれも興味深い演題で勉強になりました。関節リウマチは、この20年くらいで治療が本当に様変わりしましたね。今や長期的な生活の質(Quality of life)の改善が目標になってきています。しかしながら、その治療の副作用と合併症への対処が肝要かと思われます。演題2は、以前から私がよく出席している足の外科学会でいつもお世話になっている大阪医大の木下教授の講演でした。基礎的な話から最新のトピックスまで大変興味あるお話でした。演題3は最近続々と出されている診療ガイドラインについてのお話でしたが、ガイドラインは治療を限定するものではなく道筋をつけるものであり、実際は専門家の知識や経験が加味されるべきものであるという話でした。いろいろな疾患の診療ガイドラインはインターネットでMindsと検索すれば誰でも閲覧できます。皆様も是非一度ご覧になってください。 研修会の時たまたま横に座っておられたのが、私が厚生連松阪中央総合病院に勤務していた時にお世話になった、当時に整形外科部長をしておられました浅野先生でした。先生は20年前から名古屋で開業しておられますが、それ以来お会いしていなかったので最初はお互いに気づかなくて、結局先生の方から気付いて下さいましてお声をかけて頂きました。相変わらずお元気そうで、温かいまなざしでとても嬉しかったです。 さて、会場は今池ガスビルというところであったのですが、会場に30分前に着いた私はまずは腹ごしらえということでそのビルの地下1階にある「名古屋名物ひつまぶし しら河」という店に入りました。 そこでひつまぶしを注文し、店員さんが運んできてくれたときに「お茶漬けの時は言って下さいね。」と言われました。僕は「あ、はい。」と言いながら(あれ、お茶漬もついているのかな??)と思いつつお膳を見ると海苔の袋が。さっそく海苔の袋を破りお櫃の中に海苔を振りかけてから、後は薬味が…??やり方が分からずにここで店員さんに聞きました。 僕「(薬味を指しながら)これ、どないするんですか?」 店員さん「(テーブルの上に置いてあった説明書を指しながら)ここに書いております様に、2杯目に使ってもらうといいのですけど。海苔の袋の裏にも書いていますが…。」海苔の袋を裏返すと確かに書いているではありませんか! 僕「あ、しもた!」 店員さん「どのように召し上がっていただいてもよろしいのですよ。」と優しく慰めてくれました。 皆さん、ひつまぶし初心者は間違えずに三段階で、海苔はお茶碗によそってから振りかけましょう。 |