本日、ヒルホテルサンピア伊賀におきまして市民公開講座が開催されました。講演1「ロコモって何?わがと予防して、ストップ寝たきり!」を発表いたしました。土曜日のお忙しい中、市民公開講座にお越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。
講演1を終えた後に講演2「膝の痛みを治しましょう」伊賀市立上野総合市民病院整形外科池村重人先生、講演3「運動で治るO脚と治らないO脚がある理由」いまむら整形外科リハビリテーション科山本紘之先生のご講演を聴かせて頂きました。大変わかりやすく、興味深い内容でした。ご来場された皆様にも、よくご理解いただけたのではないでしょうか?
写真はいまむら整形外科リハビリテーション科山本紘之先生ご講演の様子です。
日本代表がアメリカ代表を28対18のスコアで下し、ワールドカップ予選リーグ敗退とはなりましたが有終の美を飾りました。日本代表はワールドカップで過去に1勝しか挙げておらず、今回3勝1敗(勝ち点12)で終えたことは日本代表チームの大躍進であったと思います。観ていてとても嬉しく思いました。ワールドカップ2015イングランド大会が開催された9月18日には、あまり取り上げられずに認知度はどうなっているのかという心配がありましたが、南アフリカ代表戦の歴史的勝利などもありラグビーワールドカップおよび日本代表チームの注目度は急上昇しているようです。
試合は決して楽な展開ではなかったと思います。アメリカ代表のピックアンドゴーの攻撃に手を焼き、少しずつゲインされ最後に外にまわされて2本トライをとられたのは、アメリカ代表のシナリオ通りという感じがしました。五郎丸選手のPGによる着実な加点、アメリカ代表WTBの選手が抜ければ独走トライをとられたであろうマフィ選手のタックル、アメリカ代表選手シンビン中のラインアウトモールからのトライで追加点など、どれか一つかけても試合はどう転んだかわからなかったように思えました。その中でチームの強みを活かして勝ちきった日本代表チームは素晴らしかったと思います。
先日のスコットランド代表とサモア代表の試合でスコットランド代表が36対33のスコアで勝利したために、日本代表はアメリカ代表戦前に決勝トーナメント進出の道は絶たれていました。日本代表チームのモチベーションはどうなるのかと思っていましたが、リーチキャプテンがチームのモチベーションは日本ラグビーのプライドで2019年の日本大会にどう繋げていくのかが大切だと話したと語っていました。その通りの高いモチベーションで、高いパフォーマンスを見せてくれた選手たちに感謝です。
先日のスコットランド代表とサモア代表の試合は、日本代表の決勝トーナメント進出の可能性のためにサモア代表の勝利を願って観ていました。しかしながら勝てば決勝トーナメント進出が決まるスコットランド代表と予選リーグ敗退が決まっているサモア代表ではモチベーションが違うので一方的にスコットランド代表の優位になるのかと思っていました。ところがサモア代表の気迫は凄く、スコットランド代表は終了間際の逆転トライでようやく薄氷の勝利を得たという結果でした。試合終了のホイッスルでサモア代表選手たちがピッチに倒れ込んでいる様子は、選手たちが全力を出し切ったことを如実に表しているようでした。このように後の結果が決まっていても、国のプライドをかけて全身全霊、全力を尽くすところがラグビーの素晴らしいところではないかと思っています。五郎丸選手も常々「日の丸を背負って戦います。」とコメントしていましたね。
日本代表史上最高の結果を残した史上最高の監督であるエディー・ジョーンズヘッドコーチが去った後、日本代表チームがどういう道を歩むのか注目を集めるところです。どういう指導者を迎えても、大いに期待して日本代表チームの今後の成長を見守りたいと思います。そして何より今大会での活躍でわれわれに感動を与えてくれた日本代表チームの選手、スタッフの方々に感謝の気持ちしかありません。
来たる10月29日(木)、30日(金)は院長出張のために休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力賜りますようによろしくお願い申し上げます。
腱板とは、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋により構成されており、腱板断裂が生じると疼痛や運動障害が生じます。腱板断裂が起こる原因として、加齢に伴う腱板の変性や機械的ストレスなどが挙げられます。
腱板断裂の形態として、腱全層が断裂している完全断裂と一部の層が断裂する部分断裂に分けることができます。完全断裂には、断裂部の広がり程度により、小断裂(直径1cm未満)、中断裂(直径1cm以上3cm未満)、大断裂(直径3cm以上5cm未満)、広範囲断裂(直径5cm以上)に分けることができます。部分断裂には滑液包面断裂(表層断裂)、関節包面断裂(深層断裂)、腱内断裂に分けることができます。
腱板損傷の程度により、保存療法や手術療法を選択し、肩関節の拳上運動の獲得や運動時痛の消失を目指し理学療法を行っています。
リハビリテーション科 服部 司