大腿骨近位部骨折(股関節の骨折)には関節内骨折の大腿骨頸部骨折と、関節外骨折の大腿骨転子部骨折があります。ほとんどの場合、立った状態から転んでしまい、足の付け根に強い痛みが生じ歩けなくなります。75歳以上の高齢女性に多く、骨粗鬆症が原因であることがほとんどです。治療は90%以上で手術が選択されます。患者さんは高齢であることが多いため、肺炎や筋力低下、認知症の進行など、全身状態悪化の合併を防ぐためにも、早期手術、早期離床が必要な疾患です。
大腿骨近位部骨折は高齢人口の増加とともに年々増加しており、今後高齢人口がピークを迎えるまで増加することが予測されています。骨折後にさらに骨折をおこしてしまう骨折ドミノを引き起こさないためにも、骨粗鬆症を継続して治療していくことが重要です。
急性期治療からリハビリ期に移行し、地域で治療する患者さんが脱落することなく骨粗鬆症の治療を継続していけるよう、当院では急性期治療を担う医療機関とも連携しながら治療、支援を行っています。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献 整形外科看護 第27巻1号 メディカ出版 2022
今年4月から理学療法士になりました、加藤麻未と申します。
こちらのクリニックで働こうと思った経緯は、私がまだ学生の時に実習に行かせていただき理学療法士の先生に感銘を受け、自分も患者さんを治せる理学療法士になりたいと思ったからです。
見田先生のもとでご指導を受け、まだまだ未熟ですが、一歩一歩前進していきたいと思います。そして自分と出会った患者さんを治していける理学療法士になっていきます。
皆様、何卒よろしくお願い申し上げます。
急な病気やケガに困ったら…、という時のために、三重県広域災害・救急医療情報システム「医療ネットみえ」を活用しましょう。
三重県救急医療情報センターから届きました、三重県救急医療情報システムのリーフレットをご紹介いたします。