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骨粗鬆症とともに Vol.62 大腿骨近位部骨折と骨粗鬆症治療継続の重要性

2022年10月23日(日) 新着情報1骨粗鬆症

大腿骨近位部骨折(股関節の骨折)には関節内骨折の大腿骨頸部骨折と、関節外骨折の大腿骨転子部骨折があります。ほとんどの場合、立った状態から転んでしまい、足の付け根に強い痛みが生じ歩けなくなります。75歳以上の高齢女性に多く、骨粗鬆症が原因であることがほとんどです。治療は90%以上で手術が選択されます。患者さんは高齢であることが多いため、肺炎や筋力低下、認知症の進行など、全身状態悪化の合併を防ぐためにも、早期手術、早期離床が必要な疾患です。

大腿骨近位部骨折は高齢人口の増加とともに年々増加しており、今後高齢人口がピークを迎えるまで増加することが予測されています。骨折後にさらに骨折をおこしてしまう骨折ドミノを引き起こさないためにも、骨粗鬆症を継続して治療していくことが重要です。

急性期治療からリハビリ期に移行し、地域で治療する患者さんが脱落することなく骨粗鬆症の治療を継続していけるよう、当院では急性期治療を担う医療機関とも連携しながら治療、支援を行っています。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

参考文献 整形外科看護 第27巻1号 メディカ出版 2022