診察に来た患者さんが、「足がよくつって困っています。」と先生に相談している場面をよく見かけます。足がつるとは、筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで異常な収縮を起こし、元に戻らない状態をいいます。強い痛みが起きることがあり苦痛を伴うことが多いため、何が原因なのか、どのように対処すればいいのか、治療はあるのかなどを質問されている方が多いです。
足がつる原因は色々考えられますが、主には過度な筋肉の疲労、水分不足、冷えなどが考えられます。足がつることを予防する方法として、日常的に筋肉を鍛える運動、ストレッチ、バランスの良い食事摂取、ミネラルを含むドリンクの摂取、体を冷やさないなどが効果的です。つってしまった時の対処方法は体の力を抜いてゆっくりと呼吸をしながら、ゆっくりと筋肉をストレッチします。
また上記のような原因以外で、血中のカルシウム濃度が低下する低カルシウム血症でも筋肉に強い痛みを伴うけいれいが起こることがあります。足がつるのと同じような症状で、このような状態では骨粗鬆症がさらに進行してしまう可能性もありますので、心配な方はご相談ください。
骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献 骨粗鬆症財団ホームページ https://www.jpof.or.jp 令和4年4月17日閲覧
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