基本的に筋は表層にある表在筋、深層にある深層筋があります。表層にある筋は2つの関節をまたいでいる2関節筋が多く、筋実質が大きいという特徴があります。また、深層にある深層筋は小さく単関節筋である事が多く、インナーマッスルとも言われ、関節を安定させる作用があります。
もし、深層筋に癒着・柔軟性低下・筋の萎縮が存在し関節の機能が働きにくくなった場合、関節の不安定性を誘発し炎症・疼痛の原因になる事があります。理学療法の治療対象としては表在筋もですが深層筋に対する治療・改善が主になります。
深層筋と表層筋がバランス良く働き、関節の正常運動軌跡(normal tracking)が出せれば可動域制限、疼痛、炎症は改善されます。
リハビリテーション室長 見田忠幸
本日からクリニックは9連休となりますが、初日の今日は、私は名張市応急診療所当番で勤務しておりました。
インフルエンザA、Bともに発生しております。この時期としては異例ですね。全国的にもインフルエンザの患者が再び増加してきているそうです。ワクチンを打っていても効力があるのが接種後2週間から5ヶ月間ということですから、昨秋早い時期に接種しておれば、その効力も減弱していそうですね。胃腸炎も流行っており、こちらも注意を要するようですね。
応急診療所では、私は普段診ない内科・小児科の診療をしますので、いつでもドキドキしながら診療しています。特に本日は、名張市で診療している医療機関は他には、ほぼありませんでしたので、いつもにまして緊張感が半端なかったです。
骨粗鬆症を防ぐ食事で大切なことはバランスのとれた食事を規則正しく摂取することです。1日3回多くの食品をまんべんなく取り入れた食事を心がけることが大切です。骨の主成分はカルシウムとたんぱく質ですが、日本人は男女ともにどの年代でもカルシウムが不足しがちと言われています。骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版では1日あたり700~800mgのカルシウム摂取が推奨されていますが、成人では平均約650mg程度の摂取量と言われており、不足している現状があるようです。
皆さんは毎日の食事で十分なカルシウムが摂取できているでしょうか。上記の簡単なセルフチェック表で評価してみて下さい。
自身の点数が20点以上で良い判定であり、1日に必要なカルシウム量以上食事から摂取できていると言えます。16~19点では少し足りない、11~15点で足りない、8~10点でかなり足りない、0~7点で全く足りないという判定になります。また自身の点数を40倍すると、1日のカルシウム摂取量になるそうです。
骨の健康を守るため、毎日の食事でカルシウムが十分摂れているか是非チェックしてみてほしいと思います。
骨粗鬆症マネージャー 石山 瑞穂
参考文献
骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版、骨粗鬆症治療の予防と治療ガイドライン作成委員会編集、ライフサイエンス社 2015
2019年3月2日開催 OLS講演会
骨粗鬆症の予防と治療のための栄養・食事その理論と実践
女子栄養大学 栄養生理学研究室教授 上西一弘先生の講義内容より
ゴールデンウィークの診療は、暦通り(カレンダー通り)とさせて頂きます。
4月27日(土)午前診、4月28日(日)~5月6日(月)休診
ご迷惑をおかけ致しますが、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。