日本医師会企画の健康プラザNo.516は「乳幼児のスマートフォン使用~依存や悪影響に注意~」で指導は国立病院機構九州医療センター小児科医長佐藤和夫先生でした。
赤ちゃんでも大人と同じようにスマートフォン(スマホ)の動く映像や音に惹かれるそうで、1歳を過ぎると上手に扱うこともできるようになるそうです。スマホはぐずる子どもをおとなしくさせる効果的なツールと考え、外出先などでスマホを渡して子どもを静かにさせようとする親御さんも多く、結果としてスマホ依存傾向を示す子どもの割合が増加しているそうです。
発達への影響を考えると、スマホを使わせない工夫が必要であるということでした。
重大な問題ですね!
ゴールデンウィークの診療は、暦通り(カレンダー通り)とさせて頂きます。
4月27日(土)午前診、4月28日(日)~5月6日(月)休診
ご迷惑をおかけ致しますが、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
手の親指のことを「母指」といい、その母指の付け根の部分に位置する関節をCM関節(carpometacarpal joint)といいます。そして、このCM関節で関節症性変化(いわゆる関節の変形)が生じる疾患を母指CM関節症といいます。
このCM関節症の特徴として、同関節の運動時痛・圧痛・腫脹が多く、痛みのために「痛くて物が持てない。」、「痛くて物が掴めない。」と訴えて受診される方が多いです。特に女性の罹患率が高く、当院を受診される母指CM関節症の患者さんもほとんどが女性です。
治療方法としては様々な方法が報告されており、装具を装着することで安静を保ち、痛みを軽減するという方法が一般的には多いと思いますが、関節症性変化が強くなってきたり、保存療法が著効しないような場合は外科的治療が適応となる方もおられるので注意が必要です。
リハビリテーション科 小野正博