来たる1月12日(土)は、院長所用のために臨時休診になります。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。
本日、東大阪市花園ラグビー場におきまして第98回全国高校ラグビーフットボール大会準々決勝が行われ、グラウンドドクターとして参加いたしました。
今日は比較的穏やかな天気で、第3試合の途中で少し小雨がぱらつきましたが、それ以外は良好で絶好のグラウンドコンディションでした。花園第1グラウンドの芝は本当に綺麗ですね!冬でも青々としており、フカフカです。
試合は4試合行われ、全てがシード校ということでした。Aシード校は3校とも勝利しました。第4試合はBシード校同士の対戦でした。地元の大声援を受けた常翔学園高校が先制したのですが、流経大柏高校が巻き返して最後に逆転勝利を得ていました。非常に拮抗した試合でしたが、両チームともクリーンな試合運びで、高校生らしい清々しい試合内容でした。両チームのレベルもとても高いと思われました。
勝ち上がったAシード校は大阪桐蔭高校、桐蔭学園高校、東福岡高校の3校です。この3校は昨年の本大会もベスト4入りしており、高校ラグビー界の中でも実力は一歩リードしている3校の様です。ラグビーは番狂わせの少ない競技であると言われていますが、今大会はまさにその通りになったようですね。実力の拮抗したハイレベルな高校同士の対戦となる準決勝以降も、非常に楽しみですね!
昨日は東京・秩父宮ラグビー場でラグビー全国大学選手権準決勝が行われ、第2試合のグラウンドドクターとして参加いたしました。天理大学ラグビー部のサポートをさせていただいている立場の者として、選手たちの健闘をとても嬉しく思いました。
腱板断裂は腱板と言われる肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの筋(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)の腱の部分が加齢による変性に伴い摩耗や損傷を受けやすくなり、その部分に負担がかかり、断裂が起きます。また、仕事、日常生活動作による過度な負担、転倒などの外傷によっても断裂、損傷を起こします。断裂と言っても二つに切断される分けではなく、穴が開きめくれ、裂け、剝がれます。特に棘上筋腱の部分で断裂が多いとされています。症状は痛くて自力で腕が挙がらない、力が入らない、夜、痛みで目が覚める。腕を降ろす時に痛みが起こる。ボールなど上手に投げることが出来ないなどの症状が出現します。
完全に断裂をし断裂部分が大きい場合、手術治療の適応になります。断裂部分が小さい不全断裂の場合、理学療法の適応になります。治療では炎症・損傷により、癒着が進んだ場合には癒着剥離などの治療を行い肩甲骨周囲の筋緊張をリラクセーションして、断裂した部分を補う様にその他の腱板筋で代償をさせるトレーニングを行います。
リハビリテーション室長 見田忠幸