仙台市で第90回日本整形外科学会学術総会が開催されました。本日のみ参加いたしました。
「医療安全」、「整形疾患の痛み治療と教育」、「運動誘発性筋痙攣の発生機序における電解質の関与~経口補水液を用いた研究から~」、「感染対策とワクチン」などの講演とシンポジウムを拝聴しました。それぞれに内容の深い、ためになる演題ばかりでした。
本会の標語は「復興と再生」、大震災の写真などを見ると当時の報道による映像などが思い出されました。
本会は4日間の期間に10以上の会場を用いて同時進行で行われます。本会は学会参加者が1万人規模の大規模な学会であるために会場確保が困難であり、来年以降は東京・横浜・神戸・福岡の4大都市に限定して開催されるということです。
それにしても本当にすごい規模の学会ですね。
骨盤後傾位 骨盤前傾位
膝関節周囲の筋力強化を図るために「膝関節伸展運動」はよく用いられる方法ですが、運動をする際の姿勢によって作用する筋が変化します。
膝関節伸展の作用を持つ筋として代表的なものに大腿四頭筋があります。読んで字のごとく、4本の筋肉が1つにまとまった形となっている筋肉です。この筋肉は大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋の4つで構成されており、その中でも大腿直筋は他の筋肉に比べて大きい(2関節筋)のが特徴です。人間の身体において大きい筋肉は発揮できる筋力も大きく、使いやすい筋肉であることが言えます。つまり、膝関節伸展運動で大腿直筋が優位に作用した場合、内・外側広筋、中間広筋といった筋(単関節筋)は拘縮(固まってしまうこと)や筋萎縮(筋肉が痩せてしまうこと)が生じ、筋力低下や可動域制限の原因となってしまいます。そこで、座位にて膝関節伸展運動を行う際、骨盤前傾位での運動と骨盤後傾位での運動に分けて行い、どちらの筋肉を優位に作用させるかをコントロールしながら膝関節伸展運動を行うことが重要です。
骨盤後傾位での膝関節伸展運動では、大腿直筋が優位に作用してしまう運動となります。骨盤前傾位での膝関節伸展運動では、内・外側広筋、中間広筋といった単関節筋が優位に作用する運動となります。
当院の理学療法では、どの筋肉を強化するのか、どの筋を優位に作用させるのかを考え、姿勢や運動を選択しながらアプローチしています。
リハビリテーション科 小野正博
5月10日に京都迎賓館でラグビーワールドカップ2019日本大会プール組分け抽選会が行われました。日本代表はアイルランド、スコットランド、ヨーロッパ地区1、ヨーロッパ・オセアニアプレーオフと同組になりました。
日本代表の世界ランキングは現在11位だそうです。アイルランド(4位)、スコットランド(5位)は格上ですが、南半球勢のニュージーランド(1位)、オーストラリア(3位)、南アフリカ(7位)らと対戦するより、少しは番狂わせの可能性も高いような気がします。
それにしても、まだ2年以上もあるのにもう予選組み合わせとは、気の早いことですね。まだ出場チームも全ては出そろっていませんが…。
ラグビーワールドカップ2019日本大会が1歩ずつ近づいているようで、嬉しい気持ちになります。