「日本一心を揺るがす新聞の社説 それは朝日でも毎日でも読売でもなかった」を読みました。著者はみやざき中央新聞編集長、水谷もりひと氏です。
みやざき中央新聞は毎週月曜日発行のミニコミ誌だそうです。会社は宮﨑市にあるそうですが宮﨑のローカル紙ではなく、全国紙だそうです。
また一般紙と違って、政治、経済、事件、事故と言った暗いニュースは載せずに、色々な講演を聴きに言って面白かった話、為になった話、感動した話、心温まる話など、いい話ばかりが載っているそうです。
確かに新聞の社説とは思えないくらい、心の琴線に触れる話ばかりですね。
認知症対策で国は「認知症施策5カ年計画(オレンジプラン)」を進め認知症の予防に力を入れ始めました。生活習慣病の予防が大切で糖尿病は普通の人の2倍、高血圧は3倍認知症になりやすいということです。現在、軽度認知症障害(MCI)の人は推定380万人で、軽度認知障害の約半分が5年以内にアルツハイマー型認知症を発症すると言われています。
認知症の根治療を目指す薬の開発はうまくいかない場合が多いですが神経細胞が十分残っている軽度認知症の段階で治療をすれば治療可能である場合が多いです。
予防対策としては認知機能(コグニッション)と運動(エクササイズ)を組み合わせた「コグニサイズ」が重要です。これはステップ運動やウォーキングをしながら引き算などの計算、しりとりを1回30分、週3回以上行うなどというものです。
運動をすると認知症になりにくいと言われており、認知症は軽度段階での予防が重要になります。
リハビリテーション室長 見田忠幸
肩関節下垂位からの外転運動を行う際に重要となるのが棘上筋と三角筋の協調作用である。この2つの筋肉が同時に作用して1つの運動が起こる作用のことをForce coupleといいます。
棘上筋のみが収縮した場合、作用点である大結節が支点となる肩関節に近いため外転する力が小さく、外転運動が困難になります。また、三角筋のみが収縮した場合、上方に引き上げる強力な力が生じ、肩峰に上腕骨頭が衝突し外転運動が困難となります。
正常な肩関節の外転運動は、棘上筋が上腕骨頭を臼蓋に引きつけて、三角筋による外転する力を生み出すことで遂行されます。
リハビリテーション科 服部 司