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リハビリ通信 No.170 認知症対策について

2015年09月13日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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認知症対策で国は「認知症施策5カ年計画(オレンジプラン)」を進め認知症の予防に力を入れ始めました。生活習慣病の予防が大切で糖尿病は普通の人の2倍、高血圧は3倍認知症になりやすいということです。現在、軽度認知症障害(MCI)の人は推定380万人で、軽度認知障害の約半分が5年以内にアルツハイマー型認知症を発症すると言われています。

認知症の根治療を目指す薬の開発はうまくいかない場合が多いですが神経細胞が十分残っている軽度認知症の段階で治療をすれば治療可能である場合が多いです。

予防対策としては認知機能(コグニッション)と運動(エクササイズ)を組み合わせた「コグニサイズ」が重要です。これはステップ運動やウォーキングをしながら引き算などの計算、しりとりを1回30分、週3回以上行うなどというものです。

運動をすると認知症になりにくいと言われており、認知症は軽度段階での予防が重要になります。

リハビリテーション室長 見田忠幸