2014 年 11 月 のアーカイブ

第5回野球肘検診

2014年11月23日(日) 院長ブログ

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113日にならやまと整形外科スポーツクリニック院長森本光俊先生が代表を務める「NPO法人奈良野球少年を守る会」主催の第5回野球肘検診に参加しました。

検診参加者は34チーム、451名の選手が参加され、スタッフ数は113名だったそうです。私は初めての参加でしたが、まずスタッフ数の多さに驚きました。スタッフは医師、理学療法士、放射線技師、検査技師などのコメディカルの方々や多くの学生ボランティアです。選手の肘の検診、超音波検査、ストレッチ指導、チーム責任者への説明など多くのスタッフが手分けして効率よく検診が行われました。素晴らしいシステムだと感心しました。

来年からも参加して、もっと貢献できるように精進したいと思っています。

リハビリ通信 No.132 学会参加報告

2014年11月23日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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1115日~16日、静岡県で開催された第30回東海北陸理学療法学術大会に参加・発表してきました。そして今回の学会では、当院から3演題エントリーし、私は「橈骨遠位端骨折保存療法の治療成績および治療法に関する検討」という演題を発表させていただきました。

橈骨遠位端骨折とは、「高齢者の4大骨折」と言われ、上腕骨近位端骨折・脊柱圧迫骨折・大腿骨頸部骨折とともに、非常に発生頻度の高い骨折であるとされています。当院においてもこの橈骨遠位端骨折を受傷され、通院されている方が多くおられます。

本骨折に対する治療法として、手術的治療と手術をしない治療(保存療法)があります。その保存療法の中に理学療法が含まれるわけですが、その方法論はまだ確立されたものが無いのが現状であります。そのため、理学療法を行う上でどのような事に気をつけなければならないのか、どの時期にどのような操作を行わなければならないのか、そして骨折後の後遺症を残存させないためにはどのような工夫が必要なのかを検討し、発表してきました。

理学療法の領域では、手の外科に関する報告がほとんどありません。そのため、これからも研究を重ね、患者さんにより良い理学療法を提供できるよう日々精進していきたいと考えております

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ (11月17日~11月22日)

2014年11月22日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

11月17日~11月22日

奈良県立医科大学整形外科教室開講60周年記念祝賀会

2014年11月20日(木) 院長ブログ

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先日、奈良市で奈良県立医科大学整形外科教室開講60周年記念祝賀会が開催され出席しました。

奈良医大整形外科は初代恩地裕教授から増原建二教授、玉井進教授、高倉義典教授、そして現在の田中康仁教授と引き継がれております。私が奈良医大整形外科に入局させて頂いたのは昭和63年で、増原建二教授が教授職を勤められた最後の年です。どの先生方も名実とも本当に立派な指導者ばかりで、私は恵まれた環境を与えて頂いたととても感謝いたしております。

記念式典に先立ちまして記念講演会が開催されました。講演は「名将・名選手に学ぶ勝利への思考法」で講師はスポーツジャーナリストの二宮清純氏でした。二宮清純氏はイチロー選手、高橋尚子選手、野村克也監督らとの交流やエピソードを紹介され、勝利への思考法として「準備力」を挙げておられました。イチロー選手のチャリティーテニス大会での「準備力」のエピソード、高橋尚子選手が五輪で投げたサングラスを拾った方のエピソード、そして親交の深い野村克也監督との数々のやりとりなど興味深い話ばかりで、あっという間の1時間でした。

記念式典は大変盛況で出席者の人数が多すぎて、会場の遠くの方ではどなたがおられるのかわかりにくい状況でした。ジャズ音楽の調べの中、久々にお会いする先生方と旧交を温めることができました。奈良県立医科大学整形外科教室の歴史を再確認できた、大変有意義な祝賀会でした。会の準備もさぞ大変であったことと思われます。担当者の方々、本当にご苦労さまでした。

リハビリ通信 No.131 認知症について

2014年11月16日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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認知症が原因の行方不明者が年間約1万人に上り大きな社会問題になっています。

そもそも、認知症とは脳の神経細胞が死んだり働きが悪くなったりして、記憶障害、言語障害が起き日常生活に支障が生じる状態で物忘れ・妄想・徘徊などの症状がでます。原因によりアルツハイマー型、脳血管障害などいろいろなタイプに分かれ、薬で病気の進行を遅らせることはできますが根本的な治療法は確立されていません。

最近の研究では認知症の6割を占めるアルツマイマー型を血液で診断する事が可能になって来ました。

リハビリテーション室長 見田忠幸