2014 年 4 月 のアーカイブ

ならやまと整形外科スポーツクリニック

2014年04月06日(日) 院長ブログ

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今日、奈良県上牧町へ「ならやまと整形外科スポーツクリニック」の内覧会に行ってきました。院長の森本光俊先生は奈良医大整形外科の出身で、私と同門になります。昨日、今日と内覧会で、48()に開院だそうです。

森本光俊先生は奈良医大整形外科の中でもスポーツ医学に精通され、数々のスポーツ医学関連の仕事をしてこられ、「奈良野球少年を守る会」理事長も務めておられます。私は初対面でしたが、森本光俊先生は大変真面目で温かそうな印象でした。森本光俊先生のスポーツ選手、スポーツ少年少女に対する愛情が伺えるような気がしました。クリニックは広い敷地で駐車場もゆとりがあり、室内は十分なスペースのリハビリ室、広々としたレントゲン撮影室、最新鋭のエコー検査機械などが目をひきました。

クリニックのホームページを見せてもらいますと、ロゴマークの由来(ポイントワン精神とは)とクリニック名称の由来(ならやまと整形外科とは)について紹介してありました。これは興味ある素晴らしい内容でした。森本光俊先生はとても価値の高いミッションを設定しておられると思います。私には、このクリニックが森本光俊先生の人生を投影しているように思われました。

皆様、是非一度ご覧下さい。

リハビリ通信 No.109 膝蓋骨の運動について

2014年04月06日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

 

PT

膝蓋骨(いわゆるお皿)は、大腿四頭筋の中に含まれる人体最大の種子骨と言われており、膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋を効率的に機能させるために重要な役割を担っています。

膝関節屈曲に伴う膝蓋骨の運動として、屈曲するにつれ、膝蓋骨が遠位方向へと下降する運動、前額面上での外旋運動(frontal rotation)、冠状面上での内旋運動(coronary rotation)が複合的に運動することによりなされます。

膝蓋骨の周囲には、大腿四頭筋や靭帯などの軟部組織がたくさん付着しており、これらの組織が何らかの原因で、癒着や拘縮、筋力低下が生じることにより、正常な膝蓋骨の運動が妨げられます。

理学療法士は、正常な運動を妨げる原因を触診(軟部組織を手で触れ)、視診(骨運動を目でみて)し、その結果から考察し、治療していきます。

リハビリテーション科 服部 司

 

待ち時間のお知らせ (3月31日~4月5日)

2014年04月05日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

3月31日~4月5日

リハビリ通信 No.108 第25回三重県理学療法学会

2014年04月02日(水) QAリハビリテーション科1新着情報

PT

 

 

323日(日)、三重県理学療法学会が開催されました。そして今回、この学会で当院理学療法士3名で発表をしてきました。この学会は、三重県に所属している理学療法士が運動器(整形外科のリハビリテーション)領域や脳血管領域、内部疾患(呼吸リハビリや心臓リハビリなど)領域での基礎研究・臨床研究・症例発表などを様々な形式で発表します。

当日は、運動器領域で全9演題ありましたが、当院から4演題エントリーさせていただきました。そして私は、「アキレス腱断裂術後の理学療法」と「橈骨遠位端骨折(AO分類B3-2)の保存療法」の2演題を発表させていただきました。

アキレス腱断裂の術後は、縫合部を再断裂させないように注意しながら拘縮(固まってしまうこと)や癒着を改善しなければなりません。様々な論文を見てみても、術後早期から運動療法を実施していくことには異論はないのですが、その開始時期にはまだ色々議論されているところであります。そのような中、どのように考え、どのようにリハビリを進めていけばよいのかを考えながらアプローチした結果を学会にて報告させていただきました。

2つ目の橈骨遠位端骨折ですが、本骨折は「高齢者の4大骨折」とも言われ、発生頻度の高い骨折であります。骨折の仕方・程度にもよりますが、変形治癒や可動域制限、痛みの残存など、様々な後遺症が残りやすい骨折でもあります。そのような骨折に対する治療戦略を考え、如何にして痛みを遺残させないようにするか、どのようにリハビリを進めていくかということを発表してきました。

今回、学会にて発表し、多くの意見を聞かせていただきました。それを参考にし、患者さんがもっとよくなるように、我々理学療法士は努力したいと思います。

リハビリテーション科 小野正博