ゴールデンウイークの診療は、暦通り(カレンダー通り)とさせて頂きます。
4月29日(火)休診、4月30日(水)午前診、午後診、5月1日(木)午前診のみ、5月2日(金)午前診、午後診、5月3日(土)~5月6日(火)休診
ご迷惑をおかけ致しますが、ご容赦くださいますように何卒よろしくお願い申し上げます。
先週から理学療法実習に、大阪から学生さんが1人来てくれています。
大規模な病院とはまた違った、クリニックはならではという地域に密着した医療を感じて頂ければと思います。これからの日本の医療を担う若い医療者が成長していくために少しでもお役立てできるように、クリニックの教育システムを充実していきたいと思っています。
学生さんがおられますと、リハビリテーション室も更に活気づいて有り難い限りです。ありがとうございます。院長の質問攻撃にもめげずに頑張って下さいね。
肩関節周囲炎の患者さんが「夜痛くて眠れません」と訴えられることが多いです。これは夜間痛と言って、夜、痛みで眠れず、目が覚めてしまう症状です。
原因は①肩峰下圧の上昇 ②上腕骨内圧の上昇が言われています。なぜ?圧の上昇が起きるのかと言うと、加齢による変性(肩峰下骨棘の増殖・鳥口肩峰靭帯の肥厚・腱板の石灰化)、腱板筋群のれん縮、肩峰下滑液包の癒着・瘢痕、関節包の肥厚・線維化、骨内の血流障害が挙げられます。つまり、以上の要因により肩関節上部組織の拘縮が起こり、夜間の就寝時に肩甲骨が床面に固定され、肩甲上腕関節は重力により伸張され肩甲骨による回避姿勢がとれず、就寝時に疼痛が生じます。
理学療法では疼痛を軽減できる姿勢の指導と同時に肩関節の癒着・瘢痕部位の改善を行います。
リハビリテーション室長 見田忠幸